セールス・オンデマンド(SODC)は1月24日、家庭向けの窓掃除ロボット「ウインドウメイト RTシリーズ」を2月22日に発売すると発表した。米iRobotの総代理店としてロボット掃除機「ルンバ」を日本市場に根付かせた経験を生かし、「窓掃除ロボットという新カテゴリーを作る」(室崎肇社長)と意気込む。6万4800円(税別/以下同)から。
ウインドウメイトは、韓国RFが開発した窓専用のロボット掃除機だ。「クリーニングユニット」と「ナビゲーションユニット」と呼ばれる2つのユニットで窓ガラスを挟み、永久磁石の力で自重を保持しながら移動。超音波センサーで窓の広さを測り、加速度センサーなどで自機位置を把握して全体を効率良く掃除するという。「背の高い窓や格子付きの窓など、人の手が届かない場所にも対応できる。窓掃除という重労働から人を解放する」(セールス・オンデマンド執行役員の小野寺英幸氏)
1回の充電で約16平方メートルの窓掃除が可能。掃除が終了するか、バッテリー残量が少なくなるとスタート位置に戻るため、手の届かない場所で止まる心配はない。
ただし、窓際での作業は危険が伴う。「特に窓への取り付ける際は慣れないとユニットを落としてしまう危険がある」。日本での販売にあたり着脱時のユニット落下を防ぐ「着脱落下防止ストラップ」や、ガラスへの衝撃を抑える「取付補助パッド」といった付属品を考案、メーカーと共同開発した。またユーザー登録の特典として、万が一ロボット掃除機が落下して他人の財産を傷つけた場合に補償が受けられる「個人賠償責任保険1年間無料」を提供する。
ラインアップは4機種。16年に発売した業務用モデルは電磁石を使って磁力を調節する仕組みだったが、今回は永久磁石のみとして操作の簡略化とコストダウンを図ったため、窓ガラスの厚さ(窓厚)に応じて機種を選択する必要があるという。
価格は、5〜10ミリ厚用の「WM1000-RT10PW」と11〜16ミリ厚用の「WM1000-RT16PW」が6万4800円、17〜22ミリ厚用の「WM1000-RT22PW」と23〜28ミリ厚用の「WM1000-RT28PW」が6万9800円(いずれも直販価格)。販売店の店頭や商品サイトからの資料請求で、窓の厚さを測る窓厚メジャーを無償送付する。
ウインドウメイトの販売目標は年間3万台。「新しいカテゴリーのため、家電量販店や百貨店など対面販売を中心に展開する。窓掃除が“年に一度の大掃除”だけではなく、習慣化する方向にもっていきたい」(小野寺氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR