実は、このデジカメレビューでは「初のライカ」である。初ライカ。
古くから熱狂的なファンがいる上に価格的にもおいそれとは手を出せないので、いつどのタイミングでどのライカを取り上げようかと悩ましかったのである。
そんな中、2017年12月に登場したのが「ライカCL」。そのシンプルでやや丸みを帯びた姿は伝統的な佇まいとモダンさが融合したような魅力があったのである。しかも非常にコンパクト。
ちょっと触ってみたくなったのだ。
ライカCLはAPS-Cサイズセンサーを採用したミラーレス一眼。
正面から見ると実にシンプル。マウントとレンズ着脱ボタンと赤いLeicaのロゴだけ。
背が低いコンパクトなボディから少し飛び出ているのがファインダー(EVF)とアクセサリーシューだ。
マウント径に対してセンサーが小さく見えるが、これはマウント自体がフルサイズセンサー採用のライカSLと同じため。だからフルサイズセンサー用のレンズも装着できる。
今回はライカLバヨネットマウント用ではもっとも薄くて軽量な「ライカ エルマリート TL f2.8/18mm」を使用。レンズ名にTLとあるのは、一足先に登場したライカTLシリーズと同じマウントだからだ。画角は35mmフィルム換算で27mm相当の広角パンケーキレンズ。
凝っているのはそのデザイン。
両端が弧を描いたデザインは非常にシンプルでクラシカル。
よく見ると、左右どちらの端にも「扉」がない。USBやHDMI端子すらないのだ。SDカードとバッテリーは底面。
確かにUSBもHDMIもなければないでなんとかなるわけだが、なくしちゃう潔さがすごいわ。
でも操作系は超モダン。
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