小さくて軽くて安いエントリー向けミラーレスの代表がパナソニックの「GFシリーズ」。その最新作「DC-GF10/GF90」である。GF10とGF90ではなく、「GF10あるいはGF90」である。何が何だか。
同じカメラに2つの型番があるのだ。見た目も性能もカラバリも同じ。ただ品番だけが違う。
なんてややこしい。日本国内向けとそれ以外で名前が違うってのはよく聞くけど(例えば『EOS Kiss』がそうだ。Kissって名前で売ってるのは日本だけ)、こういうケースはなかなかない。
ボディにも品番の刻印がなく、裏面のシールを見るとかろうじて違いが分かるというとこで、流通経路によって品番が違うのだそうな。
試しに探してみると、パナソニックのオンラインストアではGF90、AmazonでもGF90(Amazonが販売・発送するもの)、カメラ量販店ではGF10を扱っていた。
これ、レビュー書くときの品名表記はどうすればいいんでしょうと「CP+」のパナソニックブースで聞いてみると「GF10/GF90」と書いてほしいとのことなのでそう書くことにいたします。
名前の話はこれで終わり、ってことで本題へ。
GF10/GF90は冒頭に書いたとおり、マイクロフォーサーズフォーマットの小さくて軽くて安いエントリー機。
ボディは約270g。標準ズームレンズも12-32mmと広角系で望遠側は弱いが、薄くてたった約70g。両方足しても約340gで済むのである。これは軽い。
軽く小さくするためにメディアはmicroSDカードを採用している。
まあ基本デザインやスペックは前モデル(GF9)と変わらないと思っていい。グリップに出っ張りが付いて握りやすくなったくらいだ。
GFシリーズが得意とするのは「自撮り」なのでそっちの話から。
モニターは一軸のチルト式で上にだけ180度回転する。
一番上にすると自撮りモードに。
自撮り時はセルフタイマー、美肌、背景コントロール(ぼかしか、くっきりか)、スリムモードをタッチパネルでさっと変えられる。
悪天候だったが肌色はナチュラルでほどよい。
当人は、ノーマルで撮ったのが一番だそうな。
続いて普通にポートレートを。
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