ITmedia NEWS >
ニュース
» 2018年03月30日 13時42分 公開

2つの名前を持つカメラ、パナソニック「DC-GF10/GF90」 (3/3)

[荻窪圭,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

 デフォルトでシャッターは自動切り替えになっているため、晴天下で動くもの(電車とか)を何気なくとったとき、電子シャッターによる歪みが気になるかもしれない。

 ISO感度はISO200からISO25600(拡張ISO感度をオンにした場合)。オートでは比較的早めにISO感度が上がる感じだ。

 ISO6400までは使えそうで、なかなか優秀。

ISO200からISO1600
ISO3200からISO25600

 特に暗いときはシーンモードで手持ち夜景をオンにするといいだろう。

特にライトアップもされてない暗い商店街の入口で。さすがに感度が上がるとディテールはもやる(特に背景のタイル)が、ノイズは少なくて、予想以上によく写ってた(12-24mm 12mm 1/15秒 F3.5 ISO6400 手持ち夜景)

 操作系は非常にシンプル。

 電子ダイヤルも背面十字キー回りのロータリーのみで、露出補正も絞り優先AEも可能だが、基本的にはオートやカメラが用意した機能で楽しく撮るカメラだ。エントリー向けミラーレス機はどれもボタン、ダイヤルは少なめだが、これは特に目立つ。

上面から。少ないボタンの2つがフォーカスセレクトと4Kフォトに割り当てられているのが特徴
ダイヤルは背面にあるロータリーダイヤルのみとたいへん潔い

 数少ないボタンの2つはウリとなる2つの機能、「フォーカスセレクト」と「4Kフォト」に割り当てられている(これらを使わない人はカスタマイズ可能)。使ってほしい機能は使いやすい場所に、という正しい選択だ。

カスタマイズ範囲はけっこう広い

 どちらも4K動画を(あとから静止画として切り出しやすい設定で)撮影し、任意のカットを約800万画素の静止画として記録する機能。

 フォーカスセレクトはフォーカス位置を変えながら撮影し、撮影後に任意のAFポイントを選んだり、パンフォーカスになるよう合成することができる。

4Kフォトで撮った写真はこうしてコマ送りしながら一番いいカットを選ぶことができる
4Kフォトで撮った中から1枚。元の動画はMP4動画として記録される(25mm 1/640秒 F1.7 ISO1600)
フォーカスセレクトで撮ったヒヤシンス(だと思う)。フォーカスセレクトで撮るときはどこにフォーカスを合わせるか気にしないで撮れるのが良いかも(12-32mm 32mm 1/160秒 F5.6 ISO1600)
フォーカスセレクトで撮ったあと、パンフォーカスになるよう合成したもの(12-32mm 32mm 1/1300秒 F5.6 ISO200)

 ハイエンド機の6Kフォトまではいかないが、エントリー機で4K動画を撮れて4Kフォトやフォーカスセレクトも楽しめるのはこのシリーズのウリである。

GF10/GF90か、オリンパス「E-PL9」か

 マイクロフォーサーズのエントリー機で自撮りに強い、となると同時期に登場したオリンパスの「E-PL9」も気になるところ。

 どちらもマイクロフォーサーズで、自撮り用にモニターが開閉し、EVFを持たないシンプルなデザインで価格的にも似た立ち位置になる。

 GF10/GF90の良さは「小さくて軽い」、「USB充電に対応してる」こと。バッグにさっと入れられるし、充電し忘れててもモバイルバッテリーでその場をしのげる。4Kフォトなどパナソニック独自の機能もある。

 PL9の良さは「ボディ内手ブレ補正」。上位機ほどではないがけっこう効く。その分、GF10/GF90よりはちょっと重い。

 カジュアルに使えるエントリーミラーレス機が欲しい場合の候補であるわけだが、どっちを選ぶか、悩ましいところですな。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.