大手コンビニエンスストアチェーンでFeliCa決済の扱い開始が続いている。7月9日からは関東1都6県のミニストップで電子マネー「Suica」と「PASMO」が、7月10日からはファミリーマート全店で電子マネー「Edy」とクレジット決済「iD」の取り扱いが始まった。
すでにiDを導入済みのローソンも、EdyとQUICPayの取り扱いを8月から開始する予定であるほか(5月14日の記事参照)、EdyとiDを全店導入しているam/pmも、首都圏の店舗でPASMOを導入する。また全店でEdyを導入しているサークルKサンクス(6月30日の記事参照)、独自電子マネー「nanaco」を導入しているセブン-イレブンを合わせ(4月23日の記事参照)、大手のコンビニチェーンでは何らかのFeliCa決済が利用できるようになった。
7月9日、ミニストップと東日本旅客鉄道(JR東日本)は、関東1都6県のミニストップ約900店でSuica/PASMOの扱いを開始した(6月25日の記事参照)。ミニストップは一部店舗ですでにSuicaを扱っており(2006年11月の記事参照)、拡大導入という位置づけになる。
店頭レジでは決済のほか、チャージ(入金)も可能。ただしチャージできるのはSuicaのみで、PASMOはチャージできない。
ミニストップを擁するイオングループはJR東日本と包括業務提携を結んでおり、グループ全体でSuica電子マネーを積極的に導入している。ショッピングセンターの「ジャスコ」「マックスバリュ」などでは、イオングループが発行する独自電子マネー「WAON」のほか、Suica、iDも利用可能。また2008年度中にはミニストップでもWAONが利用できるようになる見込みだ。
7月10日から、ファミリーマートは全店でEdyとiDの扱いを開始した。コンビニとしては初めて、Edy/iDの共用端末を導入する。また店頭に設置されているマルチメディア端末「Famiポート」も、FeliCaリーダー/ライターの付いたタイプへリプレースされ(6月15日の記事参照)、「Edyギフト」の受け取りが行えるようになる。
ファミリーマートでは、関東1都7県の全店と宮城県の一部店舗ですでにSuicaを扱っており、これらの店舗ではSuica/PASMO/Edy/iDがいずれも利用できることになる。なお店舗ではEdy/Suicaをチャージすることができるが、PASMOのチャージは行えない。
ファミリーマートでは7月10日から8月13日まで、「iD Edy はじまる。使って当てよう!キャンペーン」を実施。携帯電話からキャンペーンサイトにアクセスし、「DCMX(iD)コース」「Edyコース」を選んでエントリーする。2コース両方にエントリーすることも可能。コースによってドコモコインやEdy、ANA旅行券が抽選で当たるほか、キャンペーンサイトへの応募者全員にファミリーマートオリジナル着信メロディが当たる。
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