東京・有明の東京ビッグサイトで、12月13日、環境に関連する製品・サービスや企業の取り組みを紹介する展示会「エコプロダクツ2007」が開幕した。入場は無料で、12月15日まで開催される。
エコプロダクツ2007の大きな特徴は、ほとんどのブースでユーザー参加型のイベントが行われていることだ。大人から子どもまで楽しめる。展示の文章にはふりがなが振られ、子どもでも読めるようになっている。
以下駆け足で、会場の各ブースで見かけた「オススメ参加スポット」を紹介したい。
→「あまり走らないんでしょ?」と思いながらエコカーに乗ってきた(動画付き)
→薄型テレビの「エコ」最前線(+D LifeStyle)
→“新しい価値観”を提案するエコプロダクトたち(+D Style)
会場を回り始める前に登録したいのが「1人1日1kgCO2削減ポイントラリー」。
エコプロダクツ2007の会場内の各所には、個人でCO2削減のためにできる行動(チャレンジ項目)が書かれたパネルが掲示されている。それぞれのチャレンジ項目で何グラムCO2が削減できるかが書いてあり、ポイントを回るごとに削減できるCO2量を加算していく仕組み。ポイントラリー参加者は抽選に参加できるほか、CO2削減量の合計が1キログラムを超えると、記念品がもらえる(毎日先着200名)。
JR東日本のブースには、発電床付きの改札機が展示されており、来場者は実際に改札を通って発電することができる。
発電床とは、JR東日本が開発中の、歩行者が起こす振動によって発電する装置。東京駅丸の内北口改札で2006年10月〜12月にかけて実証実験を行っていたもので、将来的には改札を通る歩行者が起こす振動で、自動改札用の電力をまかなうことを目標としている。
また、JR東日本はIC乗車券のSuicaを繰り返し使って、きっぷや磁気定期券の利用を減らすことは、ゴミの量を減らし、資源の節減につながるとして「Suica de ECOキャンペーン」を行っていた(別記事参照)。使用済みきっぷを使ったトイレットペーパー(JR東日本の駅トイレで使用)や、社員の名刺なども展示されている。
エコプロダクツ2007では、企業ブース内にあるいくつかのポイントで、簡単なスタンプラリーを行うタイプのブースが多い。
秀逸だったのがJOMOブース。ブースを回ってスタンプを押してもらうと、参加賞がもらえるという基本的な仕組みは他社と同じなのだが、バイオガソリンや水素ステーション、エコドライブのコツなど、ガソリンにまつわるそれぞれの話題の見せ方が子どもにも分かりやすい。押すスタンプも、各テーマに関連するイラストになっているあたり、ちょっと気が利いている。
また、これまでに本誌で紹介した製品や試みを見ることができるブースも多い。おサイフケータイをかざすとエンジンがかかるヤマハの電動二輪車「BOBBY」、ローソンの一部店舗で配布されていたコンビニ仕様のエコバッグ「コンビニecoバッグ」、自分の水筒(マイボトル)を持ち歩きペットボトルのゴミを減らそうというロック DE お茶&どこでもカフェなど。象印マホービンのブースでは給茶スポットを臨時で設置、マイボトルを持参すれば、ウーロン茶や緑茶を入れてもらえる。
また、電気自動車や燃料電池車などのエコカーに乗れるエコカー乗車体験も楽しい(別記事参照)。乗り物ということでは、人力で走る自転車タクシー「ベロタクシー」にも体験乗車できる。
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