東洋一のショッピングモール「イオンレイクタウン」に行ってきた大出裕之の「まちと住まいにまつわるコラム」(3/3 ページ)

» 2009年01月27日 07時00分 公開
[大出裕之,Business Media 誠]
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周囲はいまだ原野

 越谷レイクタウンの造成事業はまだ途中で、多くの地域は原野のようになっている。ただ、造成事業の完了とともに原野もなくなり、かつてここに何があったのかを知る人もいなくなってしまうのだろう。冬のためか、レイクタウン周辺は閑散としている。大相模調整池ではヨットやカヌーの練習なども行えるようだが(参照リンク)、取材した時には気付かなかった。

レイクタウンの東南側(左)、大相模調整池の様子(右)

 ニュータウンらしさをかもし出すものといえば、開発会社の看板。主要なところでは都市再生機構とポラスグループの看板が目についた。イオンレイクタウンの外側には既に一戸建ての大規模分譲地が広がっているが、マンションなどの建設は道半ばといった感じに見えた。

ニュータウンの定番、開発会社の看板

 また、越谷レイクタウン駅は、越谷市と都市再生機構が18億円ずつ出して建設したとのこと。私鉄などでも「新駅を作るとともにニュータウンを造成する」という手法が昔からあるが、それと同様だろう。

 それにしても首都圏近辺でこれほど大規模のニュータウン造成は、今時なかなかない。興味のある方は刻々と変化を遂げる越谷レイクタウンの姿を休日にでも見に行っていただきたい。巨大なイオンがあるので時間をもてあますことはきっとないはず、というか恐らく1日では全部見て回れない……。

駅南側、建機が恐竜のようにたたずんでいる

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