「夏が猛暑だったらビールやエアコンが売れる」という感じで、シーズンストック(季節銘柄)というものが存在します。この連載でも過去に何度もネタにしていますね。夏のシーズンストックはいろいろとあるようですが、春や秋はあまり聞きません。「春といえばお花見だからアルコール?」などと無理やり考えてみても、やはりなにか苦しいですね。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがありますが、これを現代に当てはめてみるのもまた苦しいですね。今の言葉に翻訳して「春一番が吹けば容器製造メーカーの売り上げが上がる」なんてことになったら、きっと誰もがびっくりです。
それにシーズンストックはそのシーズンに入る前に買うのが常道で、はるかみたいな買い方では多分遅過ぎです。春が訪れる前から日経平均は1万円台を回復していたので、どうせならもっと前から買っておいた方が良かったかも……。何年やっても株は難しいですね!
春は花粉症関連銘柄というものがあるとか、ないとか。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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