また、駐車場ビジネスにおける"パーク&ライド効果"も現れているという。パーク24のモデルではパーク&ライドの料金割引原資を同社が負担しているが、このサービスを導入したことで対象駐車場の利用率が劇的に向上。さらに「パーク&ライドをご利用いただいたお客様のうち5割以上の方に、電車に乗らない(パーク&ライドを利用しない)時もタイムズ24の駐車場を選んでいただけるようになった」(岩渕氏)という。
このように成功を収めたパーク24のパーク&ライドだが、今後はどのように進化していくのだろうか。
「利用件数100万件を突破しましたが、我々としてはさらにパーク&ライドを広げていきたいと考えています。まずは(パーク&ライド対応駐車場の)ロケーションを増やしたい。具体的には、300〜500くらいに全国に広げていければと考えています。また将来的には、タイムズクラブカードやタイムズプラスなど自社のサービスとの連携性をさらに高めていければと考えています」(岩渕氏)
クルマと公共交通の連携は、21世紀型交通モデルを模索する上で重要なテーマになっている。その中で、鉄道会社で広がるICカードを活用することで、成功例を築き上げたパーク24のパーク&ライドサービス。今後のさらなる展開にも期待が持てそうだ。
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