本連載は、ムリやムダのないTOEIC勉強法を具体的に紹介する本として10万部を突破した、杉村健一氏著、書籍『ただのサラリーマンが時間をかけずに半年でTOEICテストで325点から885点になれたラクラク勉強法』(アスコム刊)から一部抜粋しています。
――勉強する時間がない。というか、あまり勉強したくない。特に土日は遊びたい。結局、ラクにしかも早く点数を上げたい。リスニングが全然聞き取れないうえ、英文を読むのが遅すぎる。良い参考書で効率的に勉強したい――。こんな人は、決して少なくないでしょう。
著者の杉村氏は英語が苦手で嫌いな上、海外経験もゼロ。しかも40歳以上。スキマ時間の活用法や目標の設定など、40代からでも決して遅くない、TOEICのスコアアップのための効率的な方法が満載の1冊です。
杉村健一(すぎむら・けんいち)
1965年、愛知県生まれ。二流私大卒のアラフィフ凡人サラリーマン。海外経験ゼロ、仕事で英語を使わない、外国人の友人もいないという、普段はまったく英語を使わない生活をしてきた。
英語に関してはズブの素人で、勉強開始当初はリスニングはまったく聞き取れず、中学レベルからやり直すほど英語が苦手だった。しかし、わずか半年後の受験で885点、さらに2カ月の勉強で925点を獲得。
現在は、友人や後輩を実験台にTOEICテストのテクニックや勉強法、参考書などを研究中。
730点くらいだと捨てる所はあまり作れません。しかしこのレベルでも、リーディングは時間不足で全部解けないのが普通です。なので「捨てる」とまでは言いませんが、Part7後半でのスコアはあまり期待しなくてもいいです。
目標正解数の目安
正解を狙う所
単語が聞き取れればよいPart1をきっちり確保。Part2も極力確保します。文頭の疑問詞や選択疑問文の聞き取りをしっかりと行い、慣用表現を憶えておきましょう。
Part3〜4では、設問先読みをすれば1文で1、2個ある全体の文意を取る問題で正解が狙えます。
対策を立てておけば確実に取れるPart5〜6の文法問題は、きちんと勉強しましょう。正解できるだけでなく、1問30秒で回答できるスピードも養成しておきます。
そして時間が許す限り、Part7の簡単な前のほうに取り組みます。
半分捨てる所
Part3〜4では、全体の文意を取る問題は正解を狙いたいです。でも個別の事項を問う問題は、このレベルなら「聞き取れればラッキー」くらいでもOK。
Part5の語彙・語法問題は「知ってたらラッキー。知らなくて当然」くらいの心構えでいいですが、文法問題は全部正解を目指します。
Part7は、173〜180問目がシングルパッセージでありながら難しいようです。なのでここを飛ばして、181問目以降のダブルパッセージで正解を狙ったほうがいいかもしれません。そして200問目まで解いて時間が余っていたら、173問目に戻りましょう。
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