価格は13万7800円(2013年11月28日現在、ビックカメラ.com)と10万円を超えてしまうが、仕事にバリバリ使いたいならば富士通の「FMV LIFEBOOK UH55/M」もいい。画面がA4用紙よりも一回り大きい13.3インチ(解像度は1366×768ドット)で先に紹介した2台よりも大きく、作業がしやすい。その分本体サイズも322(幅)×225(奥行き)×19.5(厚さ)ミリとやや大きくなるが、一般的なビジネスバッグには問題なく入る大きさだ。重量は約1.63キロ。
画像編集もサクサクと行える程度の性能を備えており、一般的なビジネス用途では申し分ないパフォーマンスを発揮してくれる。光学ドライブは内蔵しないが、2つのUSBポート、SDメモリーカードスロット、画面出力端子(HDMI)、Webカメラ、無線/有線LAN、Bluetoothと一般的なノートPCで使える機能はしっかりと備えている。
消費電力が低く、バッテリーが約11.5時間持つところもうれしい。長時間出先で作業をするようなときでもあまりバッテリーの心配をせずにすむ。OSはWindows 8.1で、画面のタッチ操作も可能だ。
ココがいい! |
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・画像編集も快適に行える性能 |
・約11.5時間の長時間バッテリー |
ココがおしい! |
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・約1.63キロとやや重い |
・10万円の予算をやや超える |
ノートPCではないが、Windowsタブレットの「Surface Pro 2」もオススメだ。この製品はスタンドを内蔵しており、オプションのキーボード付きカバーを装着してスタンドを立てれば、ノートPCのように利用できる。本体サイズは約275(幅)×173(奥行き)×13.5(厚さ)ミリで、重量が約907グラムだ。画面サイズは10.6インチとここまで紹介してきたノートPCよりは一回り小さい。
タブレットとしてやや重く、片手で持ちづらいところは難点だが、FMV LIFEBOOK UH55/Mと同等の性能を持っており、画像編集などもサクサクと行えるところはメリットだ。USBポート、SDメモリーカードスロット、画面出力端子などもしっかりと備えている。
画面の解像度が高いため(1920×1080ドット)、写真や画像を精細に表示できる。もちろん画面のタッチ操作も可能だ。付属のペンを使えば筆圧検知(力の入れ具合で線の太さが変わる)に対応したペン入力が行える。図などを書いて相手に考えを伝えたいシーンでは有用だ。バッテリー駆動時間は約6.4時間とそこそこ。
最も安いモデルで価格は9万9800円だが、キーボード付きカバーも買えば11万円程度になる。とはいえOffice Home and Business 2013も付属し、ノートPC級の性能を手に入れられるとなれば、コストパフォーマンスは高い。
ココがいい! |
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・内蔵スタンドとキーボードカバーでノートPC的に使える |
・筆圧検知に対応したペンが付属 |
ココがおしい! |
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・10型クラスのタブレットとしては厚みと重みがある |
・10万円の予算をやや超える |
以上、オススメの3(+1)機種を紹介した。10万円前後ということで、いずれもコストに対するパフォーマンスが高く、お得な製品といえる。特に2014年4月にサポート期間が終了するWindows XPのPCから買い替えようという人は、タイムリミットが迫っているので注意だ。この年末か春商戦(新生活向け)で買い替えておきたい。各機種の主なスペックは以下の通りだ。
紹介した機種の主なスペック | ||||
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機種 | dynabook N514 | VivoBook S200E | FMV LIFEBOOK UH55/M | Surface Pro 2(128Gバイトモデル) |
CPU(クロック) | Celeron N2810(2GHz) | Core i3-3217U(1.8GHz) | Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz) | |
メモリ | 4Gバイト | |||
ストレージ | 500GバイトHDD | 500GバイトハイブリッドHDD | 128GバイトSSD | |
画面サイズ | 11.6インチ | 13.3インチ | 10.6インチ | |
解像度 | 1366×768ドット | 1920×1080ドット | ||
光学ドライブ | なし | |||
OS | 64ビット版Windows 8 | 64ビット版Windows 8.1 | ||
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