Apple、「iOS 6.1」を提供――LTE対応事業者を拡大
iPhoneやiPad向け「iOS」の最新バージョン「6.1」がリリースされた。LTE対応事業者が拡大したほか、追跡型広告の識別子をリセットできるようになった。
Appleが1月28日(米国時間)、iPhoneやiPad向けiOSを「6.1」にバージョンアップした。対応機種は、iPhone 3GS 以降、iPad 2以降、iPod touch(第4世代)以降。
アップデートをすることで、iPhoneとiPadのLTEをサポートする通信事業者が追加され、iPhone 5については36キャリア、iPad miniとiPad Retinaディスプレイモデル(第4世代iPad)については23キャリアとなる。iPhoneやiPadのLTE対応キャリアは、AppleのWebサイト(http://www.apple.com/iphone/LTE/)から確認できる。日本の対応キャリアはKDDIとソフトバンクモバイルで変わらない。
日本ユーザーに影響があるのは、iOS 6から採用された追跡型広告「Advertising Identifier(広告識別子)」をリセットできるボタンが追加されたこと。Advertising Identifierは、広告主がユーザーの行動を追跡するためのもの。iOS 6では追跡型広告の制限はできたが、Advertising Identifierのリセットはできなかった。iOS 6.1では、「設定」→「一般」→「情報」→「アドバタイズ」からAdvertising Identifierをリセットできる。
このほか、いずれも日本は対象外だが、Siriを使って米国内で「Fandango」経由で映画のチケットを購入できるほか、「iTunes Match」の利用者がiCloudからiOSデバイスに楽曲をダウンロードできるようになった。
iOS 6.1には、端末単体(Wi-Fi経由)かiTunesからアップデートできる。Wi-Fi経由でアップデートする際のファイルサイズは107Mバイトで、アップデートには1Gバイト以上の空き容量が必要。アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から。
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iOS 6のユーザー追跡技術「IDFA」では、iPhoneやiPadなどの端末を識別し、個別の端末のネット上の行動パターンを追跡できるという。
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