MM総研、携帯電話契約数&月額利用料金・通信量に関する調査結果を発表――スマートフォン契約数は54.1%に
MM総研は、独自調査した2015年3月末時点の携帯電話端末契約数と月額利用料金に関する調査結果を発表した。スマートフォン契約数は54.1%と前年度より増加している。
MM総研は、独自に分析した市場データとユーザー調査から2015年3月末の携帯電話端末契約数と月額利用料金について調査し、6月11日に結果を発表した。
これによると、2015年3月末のスマートフォン契約数は6850万件、フィーチャーフォン契約数は5801万件で、計1億2651万件。また、スマートフォン契約数比率は前年度比7.1ポイント増の54.1%となった。
主要4キャリアが2014年6月以降にスタートした新料金プランの加入状況について質問したところ、フィーチャーフォン利用者の加入率は11.3%、スマートフォン利用者の加入率は32.9%に。利用端末種類別の月額利用料金では、フィーチャーフォン利用者は2739円、スマートフォン利用者は6342円と、フィーチャーフォンはスマートフォンの43%と半額以下という結果が出た。
一方、MVNOのSIMカード利用者は音声通話サービス対応と非対応で分けて平均額を算出。音声通話対応は3379円、非対応は1199円で、スマートフォンの平均利用料金と比べると音声対応は53%と約半額、非対応は19%と約5分の1になることが分かった。
データ通信量でみると、前月のデータ通信容量の平均は3.53Gバイトで、中央値は2.3Gバイト。約61%が3Gバイト以下の通信量となっているが、スマートフォン利用者の63%が前月のデータ通信量について「わからない」と回答している点に留意する必要がある。
なお、ここでの携帯電話端末契約数はスマートフォン契約数とフィーチャーフォン契約数の合計(PHS、タブレット端末、データ通信カード、通信モジュールは含まない)で、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、ワイモバイルの4キャリアに加えてMVNO各社が提供するSIMロックフリー端末の契約数も含めている。
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