「全国タクシー」、広告配信タブレットのQRコード決済機能を主要都市で展開
JapanTaxiのタクシー配車アプリ「全国タクシー」は、東京都内で実施していた広告配信タブレットを使ったQRコード決済機能を全国で展開。7月から神奈川、名古屋、京都、大阪、福岡、札幌を中心に行い、2020年までに全国合計5万台の導入を目指す。
JapanTaxiは、7月10日にタクシー配車アプリ「全国タクシー」で実施している広告配信タブレットを使ったQRコード決済機能の全国展開を発表した。
「全国タクシー」は、全国47都道府県でアプリからタクシーを呼ぶことができるサービス。日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)に対応し、事前登録したクレジットカードで到着前にキャッシュレスで支払いできる機能を備えている。
2016年6月にタクシーの乗車体験向上を目的とし、タクシー車両専用の広告タブレットを東京都内4500台の車両で導入。2017年にQRコード決済機能「JapanTaxi Wallet」を搭載したことで、アプリ注文以外でも、到着前に支払い手続きができるようになった。対応決済はJapanTaxi Wallet、Origami Pay、Alipay、WeChatPay(一部地域は非対応ブランド有)で、利用実績は開始から現在まで60万回以上を超えている。
JapanTaxi Walletでは全国タクシーアプリにクレジットカードなどの決済手段を登録した上で、タブレットに表示されるQRコードを全国タクシーアプリにて読み取ると、降車前に支払い手続きを完了できる。その他の決済アプリは目的地到着後、タブレット上に表示されるサービス名を選択して読み取る。
7月からは神奈川、名古屋、京都、大阪、福岡、札幌を中心に順次全国で展開。2020年までに全国合計5万台目標とし、タクシー車両4台に1台への搭載を目指す。
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