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写真で解説する「IDEOS X5」:“エスモビ”対応端末(2/2 ページ)
ソフィアモバイルが発表したAndroidスマートフォンを使ったモバイルIP電話サービス「エスモビ」。その対応端末第1弾が、中Huawei製の「IDEOS X5」だ。同社から発売されるグローバルモデルの概要と、IP電話サービスの「エスモビ」用アプリの機能をチェックした。
保留と転送機能を持つ“エスモビ”のIP電話アプリ
ソフィアモバイルが提供するモバイルIP電話を利用するには、専用アプリの「エスモビ」が必要だ。サービス開始時点で“エスモビ”アプリはAndroidマーケット等で配信されず、専用のIDEOS X5にプリインストールされたものを使うことになる。エスモビ間の通話料金は、24時間・国内外問わず無料。国内の一般回線には1分6円、国内携帯電話には1分17円で接続する。また、米国/中国/韓国などの固定・携帯電話には1分3円からかけられるなど、海外向けの通話料金が安いのも魅力だ。ソフィアモバイルでは「将来的にアプリ単体での提供も検討中」としているが、その場合の料金体系などは未定とのことだ。
“エスモビ”アプリの大きな特徴が、ビジネスフォンのような保留・転送機能を持っている点だ。タッチパネル式のダイヤルキーに加え、6つのラインボタンと保留・転送ボタンをそれぞれ備えている。これにより、エスモビに着信した通話を一旦保留し、そのまま別の電話番号に発信して、さきほど着信した通話を別の電話に転送できる。
エスモビには内線番号を付与する有料オプション(105円)があるほか、企業の内線などで使うPBXとの接続機能も用意されており、FMC端末としての法人導入も重視している。
エスモビアプリはAndroid標準の通話機能と連動していて、設定によってはAndroidのダイヤルキーからエスモビのIP電話をかけることもできる(左)。また、連絡先と通話履歴はAndroidのものを使う(左、中)
Androidのバージョンは2.2.1(左)。本体メモリは、ROMが4Gバイト(内部SDカード含む)、RAMが512Mバイト。デモ機では端末内部メモリに455Mバイト、内部SDカードに約2Gバイトの空きがあった(中)。日本語入力システムはOpen Wnn Plus Ver.1.7.3を採用した(右)
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