ドコモ/au版「Optimus G」を比較する(前編)――パッケージ、外観の違いは?(2/2 ページ)
LGのフラグシップスマートフォン「Optimus G」がNTTドコモとKDDIから発売されたが、どのような違いがあるのか。前編では、パッケージ・外観と、端末の初期設定・プリインストールアプリについて調べた。
初期設定とプリインストールアプリ比較する
購入時の初期設定は、両者ともにメーカー初期設定、キャリア別初期設定の順に進行する。メーカー別初期設定にも、キャリアの方針や搭載ソフトウェアの違いが反映されている。L-01Eでは初期設定でWi-Fi(無線LAN)がオフになっているが、LGL21では最初からオンになっている。また、プリインストールアプリによる設定項目の差も見られる。ユーザーにもよるが、利用可能になるまでの手数は、L-01Eの方が多くなりそうだ。

Googleアカウントのほかに、L-01EではプリインストールされているメーカーオリジナルのEメールアプリで利用するMicrosoft Exchangeアカウントや、一般的な電子メールアカウントを追加できる(写真=左)。一方、LGL21ではプリインストールされているFacebookアプリ用のアカウントを追加できる(写真=右)
L-01Eでは、メーカーのホームアプリのほかに、「docomo Palette UI」がプリインストールされているため、どちらを利用するか選択する設定画面が出る。設定はいつでも変えられる(写真=左)。ソフトウェアアップデートに関する案内もL-01Eのみ出る(写真=右)文字入力はともに「iWnn」をベースとする「LG日本語キーボード」とMetaMoJiの「7notes with mazec-T for LG」がプリインストールされている。LG日本語キーボードについては、L-01Eのものには絵文字や記号の入力を補助する「絵文字クイック」という機能が追加されており、初期設定でテンキーの左側に表示されている。右側に設定することも、非表示にすることも可能だ。なお、L-01Eには、ドコモ提供の「しゃべってキー入力」もプリインストールされている。



L-01EのLG日本語キーボード(写真=左上)には「絵文字クイック」機能が用意されており、表示設定もきる(写真=右上)。一方、LGL21では絵文字がクイックが表示されておらず(写真=左下)、設定項目もない(写真=右下)
手書き入力の認識精度で定評がある「7notes with mazec-T」のLG版はL-01E、LGL21ともにプリインストールされている(写真=左)。L-01Eには、iWnnをベースにドコモがクラウドベースの音声認識機能を追加した「しゃべってキー入力」も搭載されている(写真=右)共通してプリインストールされているLGオリジナルのホームスクリーンは、基本的に両者ともに機能面で共通だが、上部に常時表示される「Google検索」部分のデザインが異なっている。ホームスクリーンやドロワー(アプリ一覧)のページの端まで移動した際にループ表示させるかどうかの初期設定も異なっている。
後編では、実際にL-01EとLGL21をさまざまな視点で使い比べていく予定だ。
関連キーワード
プリインストール | au 2012年秋冬モデル | Optimus G LGL21 | 絵文字 | 日本語 | docomo Palette UI | Google | Wi-Fi | テンキー | クラウドコンピューティング | Exchange | Facebook | Google検索 | 手書き | 入力技術 | MetaMoJi | 音声認識 | 無線LAN
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
パーツも日本仕様:クアッドコアでUIも進化 さらに“小技”を効かせた「Optimus G」の開発背景
ドコモから発売された「Optimus G L-01E」は、ハイスペックなグローバルモデルとしてだけでなく、ワンセグ&NOTTV、赤外線、FeliCaと国内サービスにもフル対応しているLGの意欲作。その開発背景を担当者に聞いた。
ナントカ5には負けない:スペック勝負の“直球ど真ん中”スマホ――「Optimus G」に見るLGの本気度
LGエレクトロニクスがドコモの秋モデル「Optimus G L-01E」についての製品説明会を開催。Snapdragon S4 Proを搭載した世界初の端末であると同時に、防水やおサイフ、ワンセグ、NOTTVなど国内向け機能にも対応する。
ドコモ、クアッドコアCPU搭載のXiスマホ「Optimus G L-01E」を10月19日に発売
LGエレクトロニクス製のハイスペックなスマートフォン「Optimus G L-01E」が、10月19日に発売される。
写真で解説する「Optimus G L-01E」
28日に発表されたドコモ秋モデルで唯一のNEXTシリーズ端末が、LG製の「Optimus G L-01E」だ。クアッドコアCPUにHD表示のIPS液晶、そして大容量メモリを搭載した。Xiのほか、NOTTVやおサイフや赤外線にも対応している。
NEXTシリーズ:クアッドコアのハイパフォーマンススマホ――「Optimus G L-01E」
CPUはクアッドコア、ROM16Gバイト/RAM2Gバイト、バッテリーは2210mAh――。大容量のメモリとバッテリーを搭載したハイパフォーマンススマホがドコモの「Optimus G L-01E」だ。
“ホワイト”もあります:写真で解説する「Optimus G LGL21」
クアッドコアを搭載するLGのフラグシップスマートフォン「Optimus G」がauにも登場する。ドコモ版には無かったNFC機能を搭載し、ホワイトのボディカラーも用意した。
4G LTE対応:クアッドコアCPU搭載、LTE対応で動作キビキビ通信サクサク――「Optimus G LGL21」
クアッドコアプロセッサー搭載、LTE対応で、動作はキビキビ通信はサクサク――。LG自慢のフラッグシップスマートフォンが、auブランドで登場。高性能CPUを生かした多彩な機能も魅力だ。
「Optimus G L-01E」発売、一括価格は7万円台前半
クアッドコアCPUと2GバイトRAM搭載のXiスマートフォン「Optimus G L-01E」が発売された。一括価格は7万円台前半、月々サポートを引いた価格は1万円代半ば。
auの4G LTE対応スマートフォン7機種が発売――価格は?
auのLTEサービス「4G LTE」対応のAndroid搭載スマートフォンが一部地域で11月2日に発売された。都内量販店で価格を調べたところ、一括で6万〜8万円と案内されていた。

















