手のひらサイズのボディに日本向け機能をフル装備――「Xperia A SO-04E」
13日に発表されたばかりの「Xperia ZR」がドコモ向に登場した。その名も「Xperia A(エース)」。IPX5/IPX8の防水ボディに4.6インチHD液晶を搭載しており、持ちやすさにもこだわった。5月17日に発売する。
NTTドコモ向けXperiaシリーズに新モデルが登場。「Xperia A SO-04E」は、ソニーモバイルコミュニケーションズが5月13日に発表したグローバルモデル「Xperia ZR」のドコモ向けモデルだ。カラーバリエーションは、White、Black、Pink、Mintの4色。OSはAndroid 4.1だが、8〜9月にAndroid 4.2へのバージョンアップを予定している。
発売は5月17日で、5月16日から全国のドコモショップで事前予約を受け付ける。
グローバル版との違いはドコモ向けサービスに加え、ワンセグ、FeliCa、赤外線通信、NOTTVに対応していること。2012年2月に発売した「Xperia Z SO-02E」のディスプレイは5インチフルHD(1080×1920ピクセル)だが、Xperia Aは4.6インチHD(720×1280ピクセル)となる。色鮮やかに映像や写真を表示できる「モバイルブラビアエンジン2」、カバーガラス一体型タッチパネルによりタッチの感度が向上する「ダイレクトタッチ」などを継承している。快適に持てるよう、ボディは適度に丸みを帯びている。
1310万画素カメラにはソニーの積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用しており、逆光など明暗差の大きいシーンで白飛びや黒つぶれなどを抑えるHDR動画撮影が利用できる。撮影環境に応じて自動でシーンを認識する「プレミアムおまかせオート」も従来どおり搭載している。側面のカメラキーはシャッターを切るのに使えるのはもちろん、スリープ中に長押しすれば、カメラの起動+撮影(静止画か動画)を素早く行える。
アプリケーションプロセッサーはQualcommの「APQ8064」(1.5GHzクアッドコア)で、モデムチップは同社の「MDM9215M」を採用している。バッテリー容量は2300mAhで、取り外しは可能だ。防水性能はIPX5/8、防塵性能はIP5Xをサポートする。Xiの通信速度は下り最大100Mbps。Xperia独自のWALKMAN、アルバム、ムービーアプリも健在。ソニー製のスピーカーやイヤフォンなどさまざまな製品とワンタッチでBluetooth接続可能なNFCも利用できる。
機種名 | Xperia A SO-04E |
---|---|
OS | Android 4.1 |
プロセッサー | Snapdragon S4 APQ8064(1.5GHzクアッドコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約67×131×10.5ミリ |
重さ | 約141グラム |
連続通話時間 | 3G:約630分、GSM:約570分 |
連続待受時間 | LTE:約390時間、3G:約420時間、GSM:約360時間 |
バッテリー容量 | 2300mAh |
メインカメラ | 有効約1310万画素裏面照射型CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約31万画素CMOS |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.6インチHD(720×1280ピクセル)TFT液晶 |
ボディカラー | White、Black、Pink、Mint |
主なサービス・機能 | Xi(下り100Mbps/上り37.5Mbps)、FOMAハイスピード(下り14Mbps/上り5.7Mbps)、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、Wi-Fi、テザリング、エリアメール、GPS、Bluetooth(4.0)、DLNA/DTCP-IP、NFC(決済サービス含む)、しゃべってコンシェル、ドコモクラウド、スマートフォンあんしん遠隔サポート ほか |
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