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写真で解説する「AQUOS PAD SHT22」持ちやすく、使いやすくなっています(1/2 ページ)

3辺狭額縁設計を施したボディに1920×1200ピクセルの7インチディスプレイを搭載した「AQUOS PAD SHT22」。重さは約267グラムに抑えており、片手でも持ちやすい。防水性能も備えてフルセグも利用でき、カメラ機能も強化されている。

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 auの「AQUOS PAD SHT22」(レビューまとめはこちらから)は、7インチのIGZOディスプレイを搭載したシャープ製のLTEタブレットだ。au向けAQUOS PADとしては、2012年12月に「AQUOS PAD SHT21」(レビューまとめはこちらから)が発売されたが、1年以上前の製品ということもあり、SHT22は多くの面でブラッシュアップしている。

photophoto シャープ製のタブレット「AQUOS PAD SHT22」。ボディカラーはホワイト1色のみ(写真=左)。フレームを極限まで細くした「EDGEST」スタイルを訴求する。このようにAQUOS PAD 4機種を並べると、巨大なディスプレイに変身する(写真=右)

 ディスプレイサイズは7インチから変わらないが、解像度はSHT21のワイドXGA(1280×800ピクセル)からワイドUXGA(1920×1200)にアップしている。IGZOの性能もさらに進化し、ドコモの「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」と同じく、新開発のカラーフィルタと省電力ICを搭載することで、省電力性能をさらに向上させた。省エネ設定をまとめて行える「エコ技」も健在だ。バッテリー容量は4080mAhに増強され、別売りのUSBホストケーブルとUSB通信ケーブルを接続すれば、スマートフォンに給電することも可能だ。

 ボディサイズは約104(幅)×173(高さ)×9.9(厚さ)(暫定値)で、幅がSHT21の約190ミリから大きく圧縮されている。側面になだらかなカーブがかかっていることと相まって、片手でもしっかりと握れる。重さは約267グラムで、「Nexus 7(2013)」LTE版(299グラム)、「iPad mini Retinaディスプレイモデル」Wi-Fi+Cellularモデル(341グラム)と比べても軽い。しかもAQUOS PADは防水性能もサポートしている。片手で持っても苦にならず、さまざまなシーンでカジュアルに使いこなせるだろう。

 シャープが「EDGEST」と訴求する狭額縁設計も、大きな特徴の一つだ。フレームの上と左右に施した3辺狭額縁設計は「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」(レビューまとめはこちらから)でも採用しているが、こちらの画面占有率は約75%。一方、SHT22の画面占有率は約80%に及ぶ。約72%のSHT21よりももちろん高く、大きなディスプレイそのものを手にしているような感覚を味わえる。カメラのファインダーも、一般的なL判サイズよりも大きく、迫力ある画面で撮影を楽しめる。

 SHT22は通話機能は備えていないが、LINEやSkypeなどインターネット回線での通話に利用できるレシーバーを、ディスプレイ上部に搭載した。また、インカメラはディスプレイの下部に搭載されている。

photophoto 上端部にはワンセグ/フルセグ用のアンテナ、イヤフォンジャック、電源キー、SIM/microSDスロットがある(写真=左)。下端部にはキャップレスのMicro USB端子がある(写真=右)
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カバーを開けると、上にmicroSDスロット、下にSIMスロットが見える
photophoto 側面にはキーがなく、プレーンなデザインになっている。角が削がれているので、手にフィットする
photophoto 7インチタブレットとしては非常に軽く、片手でも問題なく握れる(写真=左)。同時期に発売される「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」と並べてみた(写真=右)
photophoto 背面に有効約1310万画素CMOSカメラを搭載(写真=左)。ボリュームキーは、センサーキーとしてディスプレイの右下に搭載。インカメラも下部にある(写真=右)

 SHT22はフルセグにも対応しており、アンテナも内蔵しているので、手軽に高画質なテレビを楽しめる。本体を縦と横に置ける簡易スタンドも同梱している(充電はできない)ので、デスクに端末を置いてじっくり視聴できる。自宅などのテレビアンテナに接続でき、かつ充電もできる別売りの「TVアンテナ変換兼充電ケーブル01」を利用すれば、より安定した放送波の受信が可能になる。フルセグの録画にも対応している。

photophoto ワンセグ/フルセグ用のアンテナは内蔵しており、ホイップ式のアンテナを伸ばして視聴する(写真=左)。自宅などのテレビアンテナに接続できる変換ケーブルも利用できる(写真=右)
AQUOS PAD SHT22/SHT21/SH-08Eのスペック
AQUOS PAD SHT22 AQUOS PAD SHT21 【参考】AQUOS PAD SH-08E
OS Android 4.2 Android 4.1 Android 4.2
プロセッサー Snapdragon 800 MSM8974(2.2GHzクアッドコアCPU) Snapdragon S4 Plus MSM8960(1.5GHzデュアルコアCPU) Snapdragon 600 APQ8064T(1.7GHzクアッドコアCPU)
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約104×173×9.9(最厚部10.8)ミリ(暫定値) 約106×190×8.9(最厚部9.4)ミリ 約107×190×9.9(最厚部10)ミリ
重さ 約267グラム(暫定値) 約272グラム 約288グラム
ディスプレイ 約7.0インチワイドUXGA(1920×1200ピクセル)TFT液晶(IGZO) 約7.0インチワイドXGA(1280×800ピクセル)TFT液晶(IGZO) 約7.0インチワイドUXGA(1920×1200ピクセル)TFT液晶(IGZO)
バッテリー容量 4080mAh 3460mAh 4200mAh
連続待受時間 測定中 LTE:約980時間、3G:約1040時間 LTE:約750時間、3G;約850時間
連続通話時間 3G:約1210分
メインカメラ 有効約1310万画素裏面照射型CMOS 有効約808万画素裏面照射型CMOS 有効約810万画素裏面照射型CMOS
インカメラ 有効約210万画素裏面照射型CMOS 有効約31万画素裏面照射型CMOS 有効約210万画素裏面照射型CMOS
メモリ ROM:16Gバイト、RAM:2Gバイト ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大64Gバイト) microSDXC(最大64Gバイト) microSDXC(最大64Gバイト)
防水 IPX5/IPX7 IPX5/IPX7 IPX5/IPX7
防塵 IP5X IP5X
おサイフケータイ
NFC
ワンセグ/フルセグ ○/○ ○/− ○/○
赤外線通信 ○/○

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