7インチIGZO液晶搭載、280グラムの軽量タブレットがauから登場――「AQUOS PAD SHT21」:4G LTE対応
シャープの新世代液晶「IGZO」を備えた7インチのタブレットがauから登場する。片手での持ちやすさにこだわり、幅約106ミリ、重さ約280グラムを実現。auのLTEサービス「4G LTE」にも対応する。
シャープのAQUOSブランドを冠した初のタブレット「AQUOS PAD SHT21」がauから登場する。OSはAndroid 4.0。発売は12月中旬の予定。
AQUOS PADは、シャープの新世代液晶「IGZO」を搭載した7インチのタブレット。解像度は1280×800ピクセルのワイドXGA。通常は静止画を表示しているときも1秒間に60回画像を転送しているが、IGZOでは静止画の表示中は画像転送をストップするので、消費電力を抑えられる。タッチ操作時にはノイズを抑え、より高感度な操作が可能になる。またシャープの画像処理エンジン「SVエンジン3」をAQUOS PADにも採用し、より実物に近い色を表示する「ナチュラルカラーモード」も用意した。
7インチのディスプレイを備えながら、片手で握れるサイズにこだわり、ギリギリまで狭額縁設計を施して幅は約106ミリに抑えた。最薄部は約8.9ミリで、防水タブレットでは最軽量となる約280グラムのボディを完成させた。背面には滑りにくいシボ加工が施されている。
タッチペンを駆使した手書き操作も提案する。プリインストールされた「書」ノートアプリでは、絵やメモ書きだけでなく期間を示す線などを自由に書き込める「スケジューラ」機能、Webサイトや画像などに直接ペンで書き込める「メモ」機能、メモの管理や追加ができる「ノート」機能を用意。ほかのアプリの利用中や、画面点灯直後にウェルカムシートが現れたときにも直接メモを残せる。なお、メモは指先でも書ける。
シャープのスマートフォンでもおなじみの「エコ技」により、ディスプレイ消灯時に無駄な通信を抑えたり、バックライトを制御したりして消費電力を抑えることも可能。バッテリー容量は3460mAh。通信サービスはWi-Fiのほかに、下り最大75Mbpsの4G LTE、3GのWIN HIGH SPEEDにも対応し、最大10台の機器が接続できるテザリングも利用できる。通話機能は搭載していない。チップセットは1.5GHzデュアルコアCPUを備えるSnapdragon S4「MSM8960」を採用。ワンセグとNFCもサポートするが、赤外線通信とFeliCaには対応しない。
機種名 | AQUOS PAD SHT21 |
---|---|
OS | Android 4.0 |
CPU | Snapdragon S4 MSM8960(1.5GHzデュアルコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約106×190×8.9ミリ(暫定値) |
重さ | 約280グラム(暫定値) |
連続使用時間 | 未定 |
バッテリー容量 | 3460mAh |
メインカメラ | 有効約800万画素CMOS |
インカメラ | 有効約31万画素CMOS |
メモリ | ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約7インチワイドXGA(1280×800ピクセル)TFT液晶 |
ボディカラー | Feel BLACK |
主なサービス・機能 | 4G LTE(下り75Mbps/上り25Mbps)、WIN HIGH SPEED(下り9.2Mbps/上り5.5Mbps)、ワンセグ、NFC、Bluetooth(4.0/3.0)、DLNA/DTCP-IP、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)、テザリング(最大10台)、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)、SMS(Cメール)、防水(IPX5/IPX7)、防塵(IP5X)、安心セキュリティパック、緊急速報メール、災害用伝言板、災害時音声お届けサービス ほか |
発売日 | 12月中旬 |
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