コレクターのお宅拝見(前編)

歴代ミクロマンを大公開! 玩具マニア指田稔さんがコレクターの世界を語る(3/3 ページ)

―― ビックリマンシールの「天使vs悪魔シリーズ」も、キャラクターを集めて物語を想像する余白がありますよね。

指田さん まさにそんな感じです。ミクロマンには小冊子が付属していて、キャラクターの名前、性格などの情報が書かれています。慎重な性格で、人の失敗をいつまでも覚えているとか(笑)。ただ、あまりガチガチの設定ではなく、キャラクター同士の相関関係を考えたり、世界観を補完したり、子供の頭でもたくさん想像する余裕を持たせているんです。

 ミクロマンは宇宙から飛んできた小人(こびと)という設定なので、巨大ロボをミニチュアにした他の玩具とも全く違う。実寸大の存在というのが、またいいんですよ(笑)。

小冊子 付属の小冊子には、キャラクターの名前やストーリーなど最低限の設定が書かれている
小冊子のコレクション 小冊子もコレクションしている

―― 工学的な視点と文化的な視点の両方でミクロマンを見ている。

指田さん そうです。

―― コレクターは、一般的にレアなもの、高価なものを集めることに命を燃やしているイメージなんですが。

指田さん 希少性に価値を見いだす人が多いと思いますが、私の価値指標は違います。レア度や金額よりも、デザインのかっこよさと文化的背景のユニークさに重きを置いていますね。

 とは言いつつも、まぁコンプリート欲はコレクターの性(さが)なので、レアなものは何がなんでも欲しいんですけど。コレクター界では「買わずに後悔するなら、買って後悔しろ」というテンプレもありますし(笑)。

ミクロマンの前身となる「変身サイボーグシリーズ」も収集。ミクロマンも並ぶ
アクロイヤー 上段の角があるフィギュアはミクロマンの敵「アクロイヤー」
ユニーカー軍団 あまり悪役っぽく見えないアクロイヤー軍団
フードマン フードをかぶる「フードマン」
アストロミュー5 ミクロマンと同時期に人気だったオリジナルSFシリーズ「アストロミュー5」。こう見えて地球を守る正義の味方
ミクロマンブリザード 冷気を操るミクロマンブリザードなど、さまざまなシリーズがある

 次回は、コレクターの永遠の課題であるモノの保管方法、ネットの登場でコレクター人生がどう変化したかなどを聞いていく。

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