荻窪圭のデジカメレビュープラス
「無双」「新次元」の次は? 2022年のデジカメに期待すること(1/3 ページ)
昨年、似たようなコラムを書いたのだけど、その書き出しは「2020年はコロナ禍で大変な年だった」である。2021年も同じじゃないか。いやもっとひどかった。
でも、インパクトはあった。
何しろ、1月にはソニーがフラッグシップ機「α1」を発表して3月に投入。開発発表されたキヤノンの「EOS R3」もニコンの「Z 9」も年末の発売に間に合い、品不足で予約をしても数カ月待ちなんて状況になりつつも、インパクトが大きかったのだ。
さらに、富士フイルムのラージフォーマットカメラ「GFX100S」も合わせると、実に各社の最上位機……つまりコストをかけて最新の技術を投入し、高い性能を実現したモデルがいくつも出てきたのである。
ミラーレス一眼は電子シャッターを目指す
ソニーのα1は同社の持つハイテク技術をコンパクトなボディにぎゅっと詰めこんだ感のある製品で、5000万画素で秒30コマ連写を両立させたのみならず、動体ゆがみを抑えた電子シャッター、人や動物に加えて鳥にも対応したリアルタイム瞳AF、8K動画、映像クリエイター向けの機能や拡張性と“全部入り”感がすごかった。
キヤノンのEOS R3はフラッグシップともプロ向けともうたわない(『無双』とは言ってるけど)製品で、画素数は2400万画素にとどまったが、賢くて速いAFと高速連写と、動体ゆがみを抑えた電子シャッターなどなどEOS R5/R6をベースに高性能を追求したカメラだった。
そして最後に登場したニコンのZ 9。
こちらも高画素と高速性を同時に実現したモデルで、4500万画素で賢くて速いAFでバッテリーの持ちも良くて、長年プロ向けのカメラを作り続けてきたニコンならではのボディの剛性感や操作性を生かした名機といっていい。
そして何より、メカシャッターを取ってしまったのである。実験的なモデルならともかく、高い信頼性を求められるプロ向けのフラッグシップモデルでそれをやったのだからすごい。
この3機種をぐちゃっと一緒くたにして、今までのデジタル一眼からどう進化したかを引っ張り出して見ると、「AF」「連写」「電子シャッター」の3つが浮かび上がってくる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
荻窪圭のデジカメレビュープラス
デジタルカメラ関連の製品レビューやコラムを掲載しています
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
2
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
3
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
4
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
5
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
6
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
7
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
8
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
-
9
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 マスク氏が“投げ銭”機能を予告
-
10
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR