浦上早苗の中国式ニューエコノミー
ファーウェイは自動車を造るのか造らないのか? 無名メーカーと組んだ「AITO」ヒットで疑心暗鬼が再燃(5/6 ページ)
提携メーカーは踏み台か?
余氏は今年2月、Huaweiを中心とした複数の自動車メーカーによるブランド連合を形成し、競争の激しい自動車業界で生き残りを図る新戦略をぶちあげた。「部品のサプライヤーにとどまっていては、事業の成否が自動車メーカーの能力に左右される。だからHuaweiが商品設計から販売まで深く関与するHSモデルによって、商品の成功に責任を負う必要がある」というのが、同氏の考え方だ。
さらに3月、AITOはSNSの投稿で、従来は「AITO問界」としていた表現を「HUAWEI問界」に改めた。車体に「HUAWEI問界」とロゴを貼り付ける販売店も現れた。
AITOの製品を検討する消費者は「AITO=Huawei」と見なしているため、宣伝効果を高めるための行動だったようだが、前月の余氏の発言も相まって、Huaweiが自ら自動車生産に乗り出すとの憶測が一気に広がった。
実はHuaweiは20年11月にも創業者の任正非CEOが、「Huaweiは自動車を造らない。有効期限は3年」との文書を発表している。
同社は当初から、「自動車メーカーを助けるサプライヤーになる」といい続けているが、スマートフォンに代わる事業の育成を急いでいるHuaweiにとって、直接車を生産した方が利益に直結するとの見方は強い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
浦上早苗の中国式ニューエコノミー
新聞記者を経て、中国へ留学後、中国に関する経済ニュース等を複数媒体で執筆する筆者が、中国の3大IT企業“BAT”を始めとする企業、ブロックチェーンやビットコイン、フィンテックや信用スコア、AIや5Gなど、中国最新のニューエコノミー情報をお伝えする。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
2
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
3
TSMC熊本工場、段階的に通常操業へ 熊本の地震で一時中断、従業員の無事確認 台湾報道
-
4
PayPayアプリで熊本地震への寄付が可能に 最短3ステップ・1円から
-
5
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
熊本で非常時Wi-Fi「00000JAPAN」発動中 KDDIが無料開放、他社ユーザーも利用可
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
OpenAIの暴走AIエージェント、別企業のシステムにも不正侵入
-
10
Anthropicのミュトス、暗号アルゴリズムの新たな攻撃法を発見――耐量子署名「HAWK」の強度を半減
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR