視聴者参加型の“終わらないAI番組”も可能に? 実時間以下で動画を生成できる「Mini Max H3 Max」登場

 生成AI向けの開発基盤を手掛ける米fal.aiは、動画生成AI「MiniMax H3 Max」を無料で試せる専用サイトを公開した。テキストや画像を入力すると、音声付きの480p・5秒動画を約3秒で生成できる。アカウント登録なしでも利用できるが、登録すれば1日最大5本の動画を無料で生成できるのが最大の特徴だ。

「MiniMax H3 Max」を無料で試せる専用サイト(fal.ai)

 中国のAI企業MiniMaxは7月31日、動画生成モデル「MiniMax H3」を発表。その後オープンウェイトモデルとして公開した。テキスト、画像、動画、音声を組み合わせて入力でき、最大2K・15秒の音声付き動画を生成できる。動画生成に加え、既存動画の編集にも対応する。MiniMaxは、広告やゲームなどの商用コンテンツ制作にも活用できるとしている。

 H3 Maxは、fal.aiがH3に追加学習を施し、高速生成向けに最適化したモデルで、MiniMaxと同社が共同で公開した。テキストや画像から動画(5〜15秒、480pまたは768p、24fps)を生成できる。fal.aiの共同創業者兼CTOであるGorkem Yurtseven氏は、H3 Maxのオープンウェイトを公開する方針をXで明らかにしている。公開時期は示していない。

 テキストで動画を生成する場合は、6種類のアスペクト比から選べる。画像から生成する場合は、1枚目を冒頭、2枚目を最後の場面に指定し、2枚をつなぐ映像を作ることもできる。APIは従量課金制で、通常料金は480pが1秒0.05ドル(約8円)、768pが同0.08ドル(約13円)となる。

 fal.aiによると、H3 MaxはH3と比べて約35倍の処理能力を持ち、同等品質の他モデルより平均15倍速いという。15秒動画については、約15秒で生成できる。

視聴者参加型の“終わらないAI番組”を配信

 fal.aiは、AIが生成した映像を途切れずに流すデモとして、ライブ配信サイト「fal.live」を開設した。視聴者の提案と投票に応じて展開が変わるAI番組を配信し、最多票を得た案を次の映像に採用していく。

 同配信では、H3 Maxを長時間の連続生成向けに調整した実験モデル「H3 Max Director」を使用する。過去の映像を最大2分間参照することで、それまでの映像の文脈や流れを保ちながら次の映像を生成するという。

ライブ配信中のAI番組の様子(fal.ai)
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