「好き嫌い.com」ってどんなサイト? 運営は個人、国が情プラ法で指定した“好感度掲示板”を開いてみた(1/2 ページ)
総務省は8月31日、情報流通プラットフォーム対処法(情プラ法)に基づき、「pixiv」「note」「ガールズちゃんねる」の運営会社3社と、「好き嫌い.com」を運営する個人の計4者を大規模特定電気通信役務提供者に指定した。これまでの指定は米Googleや米Meta、LINEヤフーなど法人ばかりで、個人の運営者は初めてとなる。総務省は氏名を公表せず、一覧には「個人」とだけ記した。
「みんなのホンネが集まる場所。」をうたう好き嫌い.comは、実際にどんなサイトなのか。記者がページを開いて確かめた。
トップページ:3つのランキングと新着コメント
トップページを開くと、「あの有名人って本当に人気あるの?」というキャッチコピーの下に、「好感度ランキング」「不人気ランキング」「トレンドランキング」の3種類が並ぶ。それぞれ上位5人を表示し、顔写真と「お笑いタレント」「棋士」「バーチャルYouTuber」といったタグを添える。好感度上位には芸人やタレント、アナウンサーが並ぶ一方、トレンドランキングはゲーム実況者やVTuberが占めていた。画面上部には「人物名・グループ名」で探せる検索窓もある。
ページ下部の「話題の人物」には政治家やスポーツ選手、「話題のタグ」にはアイドルグループやスポーツ選手、VTuber事務所などの名前も並び、対象は芸能人にとどまらない。ページ最下部の「新着コメント」欄には、誰かのページに投稿があるたびに人物名が「(1分前)」の表示とともに次々と積み上がっていく。
人物ページ:「好き!」か「嫌い!」を押すまで、コメントは読めない
ランキングから人物名をクリックすると、「〇〇 のこと、好き?嫌い?」という見出しの人物ページに移る。本人の写真が並び、その下に「好き!」「嫌い!」の大きなボタンが2つ。その間に「『好き!』か『嫌い!』に投票してみんなのコメントを見てみよう!」と促す文言があり、投票するまではコメントを読むことも書くこともできない。会員登録やログインは不要で、ボタンを押すだけで投票が完了する。
投票すると、好き派と嫌い派の割合と票数が表示され、赤と青の棒グラフで比率を示す。好感度上位の人物では、累計の票数が数十万票に達していた。その下には結果をXやFacebook、LINEで共有するボタンと、総合順位やタグ別順位を示す欄が続く。
なお、人物ページに並ぶ写真は、画像のURLを確認したところ、サイトが自前で保有するものではなく、Googleの画像検索結果の画像をそのまま読み込んでいた。人物ごとに登録した本人の写真ではなく、名前で検索した結果の上位画像が自動的に並ぶ形とみられる。
コメント欄はその下に開く。投稿者名は「匿名@好き派」「匿名@嫌い派」のように投票した側の表示付きで、「>>29588」といった番号指定で別のコメントに返信する掲示板式だ。コメントごとに「好き派のみ」「嫌い派のみ」で表示を絞り込めるほか、各コメントには「通報」「非表示」「返信」のリンクと、コメント自体への「好き」「嫌い」の投票バーが付く。
ランキングとタグ:グループ内の“序列”も一覧に
「もっと見る」から入る好感度ランキングのページでは、上位3人に写真と代表的なコメントを吹き出しで添え、4位以降は写真と名前だけを3列で並べる。
人物名の下やトップページに並ぶタグをクリックすると、同じお笑いコンビやアイドルグループ、VTuber事務所に所属する人物だけを集めたランキングページに移る。ここでは人気順と不人気順を切り替えて、グループ内の序列を見比べられる。掲載されていない人物やタグは、「このサイトについて」のページから利用者が追加を申請できる。
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