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海賊版ガンダムDVD販売の中国人を逮捕

» 2004年07月08日 15時47分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の発表によると、警視庁生活安全特別捜査隊と荻窪署は7月7日、「機動戦士ガンダム」シリーズなどアニメDVDの海賊版をWebサイトを通じて販売していた中国人の男3人を、著作権法違反の疑いで逮捕した。

「ガンダムSEED」DVDの海賊版と正規版

 調べによると、3人は昨年12月30日ころから今年2月26日ころまで計13回にわたり、千葉県に住む男性ら6人に海賊版DVD計67枚を販売、11万8000円を売り上げていた疑い。告訴企業はサンライズ。

 3人は、香港製と見られるガンダムシリーズの海賊版DVDをYahoo!オークションに出品、オークションからWebサイトに誘導してメールで注文を受け付け、DVDを販売していたとみられる。価格は「機動戦士ガンダムSEED」の6枚セットが1万円など、正規品の数分の1だった。これまでに数千万円を売り上げていたと見られ、7日の家宅捜索ではDVD 400セット以上を押収した。

 ACCSは、3人が海賊版と見られるDVDを販売していることを確認し、今年2月にメールで警告していたが、3人は販売を継続したという。

 ACCSは、アジア各地で被害の拡大が確認されている日本のアニメやゲームソフトの海賊版が日本に逆流し、日本でも被害が拡大していることが、同事件で確認されたとしている。

「ガンダムSEED」海賊版
海賊版の「SDガンダムフォース」DVD
中国・香港の「香港信和中心」内海賊版DVD販売店

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