産業技術総合研究所(産総研)は9月16日、KNOPPIX日本語版の最新版(knoppix_v3.6_20040816-20040914.iso)を公開した。
KNOPPIX V3.6ではLinuxカーネル2.4.27、オプションで2.6.7を搭載しており、両方共にACPIが有効となっている。KDEのバージョンは3.2.3。
本バージョンの最大の目玉は「FreeNX server」の実装。これは、NoMachine社によってX上に構築されたシンクライアントソリューションで、KDEクライアントと連動し、割り込みの有無にかかわらず信頼性の高いリモート接続を実現する。FreeNXはGPLで提供されている。
実際の利用法としては、開発コミュニティが1台のサーバをセットアップしておいて、不特定多数の貢献者がそこに接続して作業する、などの使い方が考えられる。
NX Serverの起動は、KDEのメニューから[KNOPPIX]-[Services]-[Start NX Server]で起動できる。利用方法については、KNOPPIX Japanese editionのページが詳しい
このほか、無線LAN card用に、ndiswrapperを追加したほか、細かい修正や変更が加えられている。
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