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固定電話のコンセントは抜きっぱなしだ

» 2004年10月04日 15時51分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 いつも一番に抜くのは、固定電話の電源コンセントだ。

 一人暮らしを始めた7年前、7万2000円の加入権料を払って固定電話に加入した。当時、携帯電話も電子メールもそれほど普及しておらず、固定電話は重要な連絡手段。もちろん、電源コンセントを抜くなんて考えられなかった。

 ところが今、記者は頻繁に電話のコンセントを抜いている。部屋にコンセントの差込口が少ないので、携帯電話の充電時、一番使わないコンセントと差し替える必要があるからだ。

 携帯電話の充電が切れると困る。PCやDVDレコーダーも抜くと困るが、固定電話は電源が入っていなくても全く困らない。固定電話はADSL用に仕方なく加入しているだけで、通話用にはもう使っていないからだ。

 先日、ソフトバンク系の日本テレコムが「おとくライン」で固定電話の基本料を下げると発表すると、KDDIも同様なサービスのスタートを発表。そしてNTTもとうとう、基本料金を値下げに踏み切った。記者にとってはADSL用回線でしかない電話。基本料金が下がるのはありがたい。

 またNTTは、加入時に7万2000円かかる施設設置負担金(加入権料)も、段階的な廃止を検討しているとされる。ほんの7年前に払った7万2000円。1ユーザーとしてはこれが一部でも返ってくるのかが心配だが、廃止ともなれば加入権料の取引業者や借金の担保、会社資産など広範な影響が出そうだ。

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