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MSのスパイウェア対策ソフトβ版公開、ウイルス削除ツールも月例更新へ

» 2005年01月07日 07時34分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは1月6日、スパイウェア対策ソフト「Microsoft Windows AntiSpyware」β版の無償ダウンロード提供を開始した。11日からは、ウイルスやワームをPCから削除するツールを月例のセキュリティパッチと合わせてリリースする。

 Windows AntiSpywareは、Microsoftが12月に買収したGIANT Company Softwareのソフトが基盤となっている。スパイウェアはPCのパフォーマンス低下やポップアップ広告表示、個人情報流出、インターネットの設定が勝手に変更されてしまうといった問題の原因となっており、こうした悪質なプログラムをPCから検出・削除するほか、Web閲覧中に悪質なプログラムがインストールされないよう、保護機能を強化する。

 どのプログラムをスパイウェアに分類するかの定義は、ユーザーのボランティアネットワークであるSpyNetの報告に基づいて行う。OSはWindows 2000以降のバージョンに対応し、Windows XP Service Pack 2(SP2)のセキュリティ機能を補うものとなる。

 一方、11日にリリースされるウイルス削除ツールは、同社が過去に個別にリリースしたBlaster、MyDoom、Download.Jectなどの削除ツールを統合したもの。今後は毎月第二火曜日に、月例セキュリティアップデートの一環として同ツールを更新し、新しいウイルスやワームに対処する。

 ツールの提供は、Windows UpdateやWindows XPの自動更新、Microsoft Download Center経由で無償で行う。このツールはMicrosoftが2003年に買収したGeCAD Softwareの技術が基盤となっている。

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