米Adobe Systemsは4月4日、「Adobe Creative Suite」を発表した。
Creative Suite 2 Premium EditionにはAdobe Photoshop CS2、Adobe InDesign CS2、Adobe Illustrator CS2、Adobe GoLive CS2、Version Cue CS2、さらに最近リリースされたAdobe Acrobat 7.0 Professionalが含まれる。
同スイートはコントロールセンターとして機能する新しいコンポーネント「Adobe Bridge」を備える。Adobe Bridgeはビジュアルファイルブラウザで、ユーザーは同スイートのソフトコンポーネント内でデザイン資産を簡単に閲覧、整理、処理できる。またこのコンポーネントは、レイアウトやデザイン用に高画質でロイヤリティフリーの画像を提供する新サービス「Adobe Stock Photos」へのアクセスも提供する。
このほかユーザーはCompact Modeウィンドウからドラッグ&ドロップで複数ページのPDFファイルをプレビューでき、内蔵の「Camera Raw 3.0」で画像を処理したり、Adobe XMPメタデータの検索やVersion Cue CS2で管理されている資産を追跡することができる。
またCreative Suite 2ではコラボレーション機能が強化されている。ユーザーはバージョン管理・コラボレーションツールのVerizon Cue CS2により、Creative Suiteプロジェクトのファイルのバージョンを視覚的にプレビューしたり、追跡することが可能だ。またワークグループユーザーは作品を簡単に共有でき、PDFファイルをWebベースで共同レビューできる。
Creative Suite 2は5月に米国とカナダで出荷開始され、各国版は5月末から6月初旬にリリースされる見込み。推定価格はPremium Editionが1199ドル、Standard Editionが899ドル。アップグレード版はCreative SuiteとAdobe Photoshopを利用している顧客に提供される。対応OSはMac OS Xのバージョン10.2.8から10.3.8、Java Runtime Environment 1.4.1、Windows 2000 SP4、Windows XP SP1またはSP2。
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