セキュリティソフトメーカー米Symantecは4月20日、海賊版のSymantecソフトを販売していた人物に対し、310万ドルの支払いを命じる判決を勝ち取ったと発表した。
この判決は、米カリフォルニア州中部地区連邦地裁が欠席裁判で言い渡した。被告のサム・ジェイン氏が、Symantecの商標権、著作権などを侵害したと認定している。
Symantecは2004年、ジェイン氏らがポップアップ広告や誤解を招く広告を使って消費者をだまし、海賊版ソフトを購入させたとして提訴。同社の訴えによれば、ジェイン氏らはSymantecソフトの大幅ディスカウントをうたったスパムメールを大量送信していたほか、ユーザーにSymantecソフトの期限切れが近づいており、使用継続のためには更新の必要があると思い込ませ、ポップアップ広告を通じて海賊版ソフトの販売サイトにリダイレクトしていたとされる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR