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» 2005年06月21日 13時41分 公開

MSN、地域情報検索サービスを提供へ

ローカル検索ではGoogleに後れを取っていたMSNが、MSN Local Searchを開始する。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 米MicrosoftのMSN部門は6月21日、検索エンジンに地域情報検索タブを追加し、企業や個人ユーザー向けに地域限定の固有の検索結果を提供するサービスを開始する。これにより、同社の検索エンジンサービスに欠けていた大きな穴が埋められることになる。

 Microsoftの幹部によれば、新しいMSN Local Searchサービスは今回、β版として提供される。また、同社のMapPoint Web Serviceから取り出した地図にも検索結果が表示される。

 MSN Local Search and Mapsのジェネラルマネジャー、エリック・ヨルゲンセン氏によれば、MSN Local Searchではさらに、同社のTerraServer-USAデータベースにデータがある場合には、上空写真も提供される。

 またMSN Local Searchでは、検索結果のリストのほか、関連性のあるWebページの情報も提供される。関連ページは、Near Meと呼ばれる既存のMSN技術を使って選ばれる。Near Meは、地域ごとに個別のタグが付けられたMSN検索エンジンの総索引の中から、その地域に関するWebページを識別する技術だ。

 例えば、ダラスで「ドライクリーニング」という用語で検索すると、適切な業者リストが表示されるだけでなく、同地域で評判の高いドライクリーニング業者の名前を挙げた新聞記事が提供されたりする。

 MSN Local Searchにはいずれ、新サービスのMSN Virtual Earthが統合される予定という。このサービスは、ユーザーが運転ルートや場所情報、天気情報などを地図や衛星写真上に重ねて表示できるようにするもの。Microsoftは先月、MSN Virtual Earthを9月22日までに提供する計画を明らかにしている。

 MSN Virtual Earthサービスが始動すれば、ユーザーは地図上や上空写真上をナビゲートしながら、その地域の概要を把握したり、例えば、夕食を取るレストランや、観劇あるいはコンサートを楽しむためのオプションなども見つけられるようになり、本当の意味での地域密着型の情報検索を体験できることになる、とヨルゲンセン氏は語っている。

 「地域情報の検索に関しては、われわれはまだ初期の段階にいる。まだ改良や革新の余地がたくさんある」と同氏。

 Microsoftは地域情報検索では、検索エンジンのライバル各社を追いかける立場にある。GoogleYahoo!、Ask Jeeves、America Online(AOL)はいずれも、既に検索サイトで地域情報検索タブを提供している。特にGoogleは、MicrosoftがMSN Virtual Earthで追求しているコンセプトと同様、ユーザーに地図だけでなく衛星写真や上空写真を提供するオプションを提供している。

 地理的に限定された検索クエリのメリットをユーザーが認識するにつれて、地域情報検索サービスの需要も高まっている。地域情報の検索は、特定の地域における企業や建物を探しているときには、便利な機能だ。また地域情報の検索は、広告主、特に特定の都市や地域で活動している広告主にとっても魅力的だ。広告のターゲットを、その地域に関する情報を探しているWeb検索ユーザーのみに絞れるからだ。

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