日立製作所は、小型センサーをネットワーク化する「センサーネット」事業を展開する専門組織を7月1日付けで発足させる。2010年度に同事業で約600億円の売上高を目指す。
ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー内に「センサネット事業開発部」を新設する。同社のセンサーネットシステム「AirSense」をコアとして、業種別に共通のミドルウェアやアプリケーションを開発し、パッケージとして各業界に売り込む。
センサーネットでは、各種のセンサーと無線通信機能、電源を備えた「センサーノード」を建物などに設置し、測定データを無線ネットワークで結んでやり取りする。食品業界の品質管理や、生産ラインの以上検知、電気、ガスなどライフラインの自動検針といった用途が想定され、総務省報告では2010年に国内で1兆2400億円の投資規模を予測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR