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「年商800億ドルは達成可能」とDellのロリンズCEO

» 2005年07月16日 08時07分 公開
[ITmedia]

 米Dellのケビン・ロリンズCEOは7月15日開かれた年次株主総会で、3〜4年以内に年商800億ドルを目指すという目標は達成可能だとの見方を示した。

 「当社の圧倒的な成功を持ってしても、まだかろうじてチャンスをつかみ始めたにすぎない。当社の昨年の年商が世界のIT製品とサービス支出に占める割合は4%にすぎない。つまり当社にはまだ膨大な成長の余地がある」と同氏。

 IT企業の多くが過去5年で苦戦する中、Dellの収入は58%増え、1株利益は98%増大したとロリンズ氏は指摘。それでもIT販売総額1兆4000億ドルのうち、Dellの2005年度の年商は492億ドルにすぎず、ここに潜在的チャンスがあると同氏は見る。

 年商800億ドルの目標達成に向けた成長分野として同社は、サーバとストレージの継続的な成長、サービス強化、ノートPCなどのモビリティ製品、イメージング/プリンティング、テレビ/モニタ事業を挙げ、特にDellがまだ進出間もなくシェアも少ない米国外の地域に展望があるとしている。

 この日の株主総会では、従業員の給与として支給されているストックオプションを経費として計上する提案も了承された。2007年度から実施を予定している。

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