IntelのIDFが開幕し、次世代アーキテクチャーが披露された米国時間8月23日、ライバルであるAMDは「公正かつ自由な競争」を掲げ、サーバ向けデュアルコアx86プロセッサの比較検討会の開催をIntelに提案したことを明らかにした。
デュアルコア比較検討会は、AMD Opteron 800や200シリーズと、それに相当するIntelのサーバ向けx86プロセッサの性能を公開の場で実演・比較しようというもの。ウォール・ストリート・ジャーナルをはじめ、USAトゥデイ、サンノゼマーキュリーニュース、サンフランシスコ・クロニクルの各紙に広告として掲載した。広告では、AMD Opteronプロセッサが、ボクシングリングの中でIntel側の挑戦者を待つ姿が描かれているという。
AMDでは、今回の提案は、「どちらのデュアルコアx86アーキテクチャが、顧客のニーズにこたえているか」という問いに決着をつけるために行われたとしている。
「2005年4月のデュアルコアAMD Opteronプロセッサの発表以来、われわれはx86サーバを対象とした主要な業界標準ベンチマークのすべてで勝利を収めてきた」と話すのは、同社でマイクロプロセッサソリューションを統括するマーティ・セイヤーGM。
AMDでは、AMD64のデュアルコア技術は業界先進の性能を持ち、アップグレードが容易であるとともにエネルギー効率にも優れていると主張している。
Intelが今回の提案を受け入れた場合、評価は中立の試験機関によって行われ、SPECjbbのような業界標準のベンチマークが使われるほか、SPECweb Measurementによるエネルギー消費の評価も同時に行われるという。
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