1位 「オタ」「きもい」──スタッフのブログ発言、企業を巻き込む騒動に
9位 液晶テレビは「WEGA」から「BRAVIA」に ソニーがブランド変更
「知らない人からコメントが付いてびっくりした」――昨年ブログを書き始めた記者の友人は、今春になって記者にこう話した。彼は個人的な日記を付けるために「ココログ」を利用。URLはごく一部の友人にしか教えていなかったため、不特定多数が閲覧可能とは思っていなかったという。「ブログの更新情報はココログ公式ページにも掲載される」と話すと心底驚いた様子。「書く内容を気をつけないと」と言っていた。
先週のアクセストップは、ホットドッグチェーンのアルバイトスタッフのブログ日記がきっかけで、企業が公式謝罪したというニュース。このスタッフも、冒頭の彼のような意識でブログを書いていたのかもしれない。
手軽に更新できるだけに、思ったことを自由に書いてしまいがちなブログ。気軽な発言が大問題を引き起こす恐れがあると、今回のケースは示唆している。
衆院選でも、ブログの扱いが難しい問題になるかもしれない。公職選挙法では、ネットの選挙運動への利用は禁止。各社のブログサービスも、選挙運動を規約で禁止している。
livedoor Blogは対応を一歩踏み込み、「選挙運動に当たる書き込みは削除する可能性がある」とトップページで呼びかけた。起業家が集まって衆院選投票を呼びかけているブログ「YES!PROJECT」も、公選法に違反する恐れのあるコメントは削除する可能性があるとしている。
衆院選に関する議論がブログで盛り上がり、多くのユーザーが「総選挙にブログが影響する」と考える一方、ブログでの発言は完全に自由ではないことも事実。どこまでなら“セーフ”なのか――ブログサービス提供者やユーザーも、難しい判断に迫られそうだ。
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