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ブログの人種差別発言で起訴 シンガポールで

» 2005年09月13日 17時34分 公開
[IDG Japan]
IDG

 オンラインに人種差別的な意見を掲載したとして、シンガポール人のブロガー2人が同国の扇動防止法の下で起訴された。この件に詳しい筋が伝えている。

 この情報筋によると、ニコラス・リム・ユー被告とベンジャミン・コー・ソン・ファト被告は、ブログで人種差別的な発言をし、シンガポールにおいて異なる人種の間で悪意と敵意をあおり、扇動防止法に違反したとして起訴された。

 両被告はそれぞれ1万シンガポールドル(5958米ドル)の保釈金を支払って釈放されたという。

 シンガポール警察の広報官スタンレー・ノーバート氏は、リム被告とコー被告に対する起訴を大筋で認めたが、現在裁判所で係争中との理由から詳細に関するコメントは拒否した。

 シンガポールの扇動防止法は、「異なる人種や階級のシンガポール住民の間で悪意および敵対感情をあおること」を違法としている。この法律に違反して有罪判決を受けると、初犯の場合、最高で5000シンガポールドルの罰金と最高3年の懲役を科される。累犯の場合は最高5年の懲役刑を言い渡されることもある。

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