ITmedia NEWS >
速報
» 2005年10月21日 18時57分 公開

Tablet PCにデスクトップ型が登場

Tablet PCのデスクトップ型が11月下旬にも登場する。マイクロソフトが同OSのライセンス形態を拡張し、サードウェーブやクレバリーが製品リリースを表明。ショップによってはOS単品の販売もありうるという。

[ITmedia]

 デスクトップ型Tablet PCが近く登場しそうだ。マイクロソフトは10月21日、Windows XP Tablet PC Editionのライセンス提供形態を拡張し、「DSP」(Delivery Service Partner)版の提供を11月下旬から始める。サードウェーブらが搭載製品の販売を表明しており、PCショップによってはOS単体の販売もありうるという。

photo サードウェーブ製のデスクトップ型Tablet PC

 同日、マイクロソフト本社でサードウェーブ製のデスクトップ型Tablet PCが参考出品された。ワコム製15インチ液晶タブレットを使用し、Tablet PC専用ソフト「Windows Journal」などが起動していた。このほかアプライド、クレバリー、サクセスが製品リリースを表明した。

 通常のデスクトップPCと同じように使いつつ、必要に応じて液晶タブレットによる手書き入力機能も使用できる。ノート型と比べ、サイズが大きい液晶を選択できる上、本体のカスタマイズの自由度も増し、多彩な用途への対応が容易になる。

 DSP版について、マイクロソフトは「完成品としての提供を想定している」としてるが、ショップの判断によってはOS単品の販売もありうるという。例えば自作マシンに同OSをインストールし、ワコム製液晶タブレットを接続すれば、通常のTablet PCとして動作するという。

photo デスクトップ型Tablet PCの使用例。ノート型ではほとんどの機種がワコム製筆圧感知型デジタイザを採用しており、同社製液晶タブレットとの相性は問題なさそうだ

 ノートPC向けに展開してきたTablet PCだが、一方でデスクトップ型への要望も多かったという。特に(1)医療機関の電子カルテ、(2)学校教育、(3)グラフィックス制作──といった用途だ。

 例えば「電子カルテ用途の場合、ディスプレイは15インチ以上が必要な上、ノートPCよりハイスペックなマシンが求められている」(同社ビジネスWindows 製品部の飯島圭一シニアプロダクトマネージャー)。グラフィックス制作ではTablet PCの文字入力機能へのニーズがあるという。制作中にキーボードに手を伸ばす必要がなくなるからだ。

 これまでデスクトップ型がなかったのは「マイクロソフトがモバイル中心でやってきたから、という面もある」(飯島氏)が、「マーケットは日々変化し、デスクトップの需要が出てきた」と「盲点」への注力も進める。かつてソニーが液晶タブレットをセットにした「バイオLX」を販売していたように、大手PCメーカーからデスクトップ型が販売されることも十分ありうるとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.