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» 2005年11月15日 12時35分 UPDATE

MS、「最適価格」を探すライセンス比較ツールを提供

「頭の中では欲しいものが分かっているのに、それをリセラーに伝えるのが難しい」――Microsoft Product Licensing Adviserは、そんな問題の解決を目指したツールだ。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftは11月14日、ボリュームライセンスプログラムを更新し、ユーザーがMicrosoft製ソフトを購入する際に選択肢を比較できるツールを加えた。

 このツール「Microsoft Product Licensing Adviser」は、ユーザーのニーズをMicrosoftのボリュームライセンスプログラム「Open License Business」「Open License Volume」「Open Value」「Select License」「Enterprise Agreement」と照合して、製品を選び、最適な価格を見つける手助けをする。このツールは、学術機関・政府機関向けのライセンスプログラムでは利用できない。

 ユーザーはこのツールを使うと、特定のニーズを基にプログラムを比較できる。このツールは製品の見積もり価格を計算して、言語やバージョンなど正確な構成を含む報告書を提供する。

 「これで情報がもっと明確になり、ライセンスパート番号のミスが減るだろう」と派遣・通信サービス会社VOLTのIT管理ディレクター、スティーブ・アッカーマン氏。同氏はMicrosoftライセンス諮問委員会のメンバーでもあり、1年あまり前にこのツールの開発を提案した。

 「われわれはさまざまなMicrosoft製品を使わなくてはならないし、Software Assuranceに関するSKU(型番)も急増している。スタンダード版なのか、エンタープライズ版なのか、プロフェッショナル版なのか、注文する型番の管理も難しくなっている。たいていの場合、頭の中では欲しいものが分かっているのだが、ディストリビューターやVAR(付加価値再販業者)にそれを伝えるのが難しいことがある」(同氏)

 Microsoftは2001年にLicensing 6.0とSoftware Assuranceを導入して――ユーザーはライセンス料が増えるとして反発した――以来、ライセンスの簡略化に取り組んできた。同社は家庭での利用権、トレーニングクーポン、製品カテゴリの再編、Open Valueプログラムのシンプル化などのインセンティブを加えてきた。また、マルチコアプロセッサや仮想化ソフト向けのライセンスも簡略化した(10月11日の記事参照)

 Product Licensing Adviserは、3つの段階でリリースされる。14日のリリースには、比較ツールとガイダンスツール、なぜ特定の選択肢が最適なのかを説明する役に立つ「License Trainer」ウィザードが含まれる。このツールは基本的なMicrosoft製品に限られ、米国で英語版のみが提供される。Microsoftの米国のコールセンターを通じてこのツールを利用することもできる。

 1月には、このツールに使用権とSoftware Assuranceのベネフィット情報、Microsoft製品部門からの詳細な製品情報へのインタフェース、アドインとクライアントアクセスライセンスの情報が盛り込まれる。TechNetサイトからこのツールにアクセスできるようにもなる。

 2006年春の第3段階、つまり最終段階では、ビジネスインテリジェンス(BI)向けプラットフォームなど全体的なビジネスソリューションの見積もりが追加され、最適なシナリオや1対1のライブチャットが提供される。また対応言語が20カ国語に拡大される。

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