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東芝「gigabeat」にWindows Mobile採用

» 2006年04月10日 16時55分 公開
[ITmedia]

 東芝は4月10日、HDD搭載音楽プレーヤー「gigabeat」の新製品にWindows Mobileを採用したと発表した。PCとの連携を高め、Windows Media Video形式の動画再生にも対応する。東芝と米Microsoftはデジタル家電分野などで特許クロスライセンスを結び、協業を強化する方針を明らかにしていた。

photo S60V

 新製品はHDDが30Gバイトの「S30」3機種、60GバイトでFMチューナーを内蔵する「S60V」1機種。4月28日に発売する。

 同社の携帯音楽プレーヤーとしては初めて、OSに「Windows Mobile software for Portable Media Center」(PMC)を採用した。Windows XP Media Center Editionと同様のメニュー構成でPCとの連携性が向上し、簡単な操作で音楽や映像を楽しめるという。WMV形式の動画ファイルはWindows Media Player 10から転送できる。WMA 9 Losslessにも対応した。

photo S30の画面

 東芝とMSは昨年4月、デジタル家電やPC関連の特許を相互利用できるクロスライセンス契約を締結。東芝のハード技術や映像処理技術とMSのソフト技術を組み合わせ、ネット対応家電などの開発を加速する方針を打ち出していた(関連記事参照)

 東芝が推進するHD DVDにはMSが賛同しており、Windows Vistaベースの次世代ノートPCを共同開発する方針なども明らかにしている(関連記事参照)

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