ITmedia NEWS >

SCN、増収減益 FTTH会員獲得コスト響く

» 2006年04月25日 21時12分 公開
[ITmedia]

 ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)が4月25日発表した2006年3月期連結決算は、売上高は前期比7.7%増の423億1000万円だったが、営業利益は同75.5%減の6億4300万円にとどまった。FTTHの会員獲得コストが響いた。

 経常利益は同67.2%減の8億3200万円、ソネット・エムスリーやディー・エヌ・エーの株式売却益などを計上し、純利益は同2.56倍の105億1800万円だった。

 ISP事業の売上高は、同3.3%減の277億6500万円。FTTHの会員獲得に向け、宣伝や販促に積極投資したため営業利益も減った。ISP会員数は、前年度末から58万人増えて303万人に。うちブロードバンド会員は同19万人増えて83万人になった。

 ポータル事業の売上高は同37.5%増えて145億4400万円。携帯電話向けコンテンツ販売やCS放送の視聴料収入、アニメDVD販売などが好調だった。

 2007年3月期の業績見通しは、売上高が480億円、営業利益が14億円、経常利益が13億円、純利益が4億円。ISP会員数は325万人、ブロードバンド会員数は100万人を見込む。

 同社は同日、社名を「ソネットエンタテインメント」に変えると発表している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.