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Microsoft、企業向け電子メールセキュリティ製品を発表

» 2006年06月07日 08時37分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは6月6日、Exchange Serverに対応した企業向け電子メールセキュリティ製品の「Microsoft Antigen」シリーズを発表した。7月1日から提供開始する。

 Antigenシリーズは2005年にMicrosoftが買収したSybari Softwareの製品が基盤となっている。Microsoftブランドで企業向けのウイルス対策/スパム対策製品をリリースするのは初めて。

 Antigenでは複数のスキャンエンジンを使ってウイルスやスパムに対する包括的な対策を支援。セキュリティ企業のAhnLab、Authentium、CA、Kaspersky Lab、MailFilters.com、Norman Data Defense Systems、Sophos、VirusBusterが提供するスキャンエンジンに加え、Antigenの全製品にMicrosoftの新しいウイルス対策エンジンを組み込んだ。

 製品ラインアップは「Antigen for Exchange」がExchange Server 2003/2000向け、「Antigen for SMTP Gateways」がWindows Server 2003/Windows Server 2000 Server SMTP Gateways向け、「Antigen Spam Manager」はWindowsベースのSMTP/Exchangeサーバ向けとなり、それぞれウイルス対策とコンテンツフィルタ機能を提供。「Antigen Enterprise Manager」ではAntigenを導入したサーバの集中管理ができる。

 Antigen for Exchange/Antigen for SMTP Gateways/Antigen Spam Managerをセットにしたスイート製品「Antigen Messaging Security Suite」と、Microsoft Operations Manager 2005にウイルスやスパムについてのアラートを送信するパッケージ製品「Antigen Management Pack for Microsoft Operations Manager 2005」も提供する。

 いずれの製品もMicrosoft Volume Licensingを通じて提供予定。Microsoftのサイトで3カ月間の無料トライアルライセンス申し込みを受け付けている。

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