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盗難車のエンジンにリモートで“鍵” トヨタが開発

» 2006年07月11日 20時59分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は、車が盗難にあった際に遠隔操作でエンジンを始動できなくする「リモートイモビライザー」を開発した。9月に発売予定のレクサスLSから搭載する。

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 「イモビライザー」は、キーに埋め込んだコードを車両が認証しない限りエンジンを始動できないようにする装置。単純に複製したキーや電気配線の操作などによる盗難を防げるが、車にキーが付けっぱなしだったり、キー自体が盗まれれば効果がない。

 新技術は、同社のテレマティクスサービス「G-BOOK」とレクサス向け「G-Link」の新機能。車が盗まれた場合に、センターから車両の装置に指令を送信。エンジン始動を禁止し、ステアリングもロックして自走を不可能にする仕組みだ。警備員を派遣して盗難車を確保するサービスも併用できる。

 同じ仕組みを利用し、ドライバーの携帯電話からドアのロックやハザードランプの点灯を指示できる「リモート操作サービス」も搭載する。

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