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IE 7は自動更新で配布

» 2006年07月27日 08時10分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは年内にリリース予定のブラウザ次期バージョン「Internet Explorer 7」を、最優先アップデートとして自動更新経由で配布する方針だ。同社が7月26日、IE公式ブログで明らかにした。

 IE 7ではActiveXのオプトイン方式やフィッシング対策フィルター、セキュリティ設定修正のための「Fix My Settings」機能といったセキュリティ強化が図られ、同社は正規版Windowsの全ユーザーに対してIE 7のインストールを推奨している。

 正式版は10〜12月期にWindows XP向けにリリース予定。インストール準備が整った時点で自動更新を使ってユーザーに通知し、主要機能を紹介する画面を表示。「Install」(インストールする)「Don't Install」(インストールしない)「Ask Me Later」(後で決める)の選択肢を提示する。

 インストールしても現在のツールバー、ホームページ、お気に入りなどの内容や、ブラウザのデフォルト設定は維持される。コントロールパネルの「追加/削除」プログラムを使ってIE 6に戻ることも可能。

 自動更新を使わない場合は、MicrosoftのサイトのWindows UpdateかMicrosoft Updateのページから「Express」スキャンを実行してIE 7をインストールすることも可能。Microsoft Download Center経由でも配布する。

 企業向けには、IE 7が自動的に配信されるのを防ぐツール「Blocker Toolkit」も提供する。このツールは同日からMicrosoft Download Centerで無料ダウンロード提供を開始。配信防止の有効期限は設定されていない。TechNetではIT管理者向けに詳しい情報を提供している。

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