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障害者支援製品、Vista用は同時リリース

» 2007年01月25日 07時57分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftと支援技術(AT)のベンダー各社が1月24日、新OS「Windows Vista」対応のAT製品やサービスを発表した。画面読み上げソフトなど、障害のある人々をサポートする製品やサービスで、1月30日のVistaリリースと同時に提供を開始する。提供企業はWebサイトに掲載されている。

 従来、新しいOSが公開されてから、対応のAT製品がリリースされるまでには6〜12カ月、時には18カ月も待つ必要があったが、MicrosoftとATベンダーとの緊密な共同作業と、VistaやOffice 2007内の技術の進歩により、Vistaとの同時リリースが可能になったという。画面読み上げソフトや画面拡大ソフト、片手で使用できるキーボードやその他の入力機器など、身体や知覚、認識障害のある人々を支援する最新の製品が、すぐに入手できるようになる。

 またVistaにも、音声認識や文字拡大機能などの設定が備えられており、特に、視覚や聴覚、認識、推論障害がある人々や、手や腕に痛みやけいれん、まひがある人々に使いやすくなっているという。「Ease of Access Center」機能では、Windows MarketplaceからVista対応のAT製品を購入することが可能。また、Office 2007には、運動障害のある人が作業中に「取り消し」と「やり直し」を繰り返すことのないよう、前もって作業オプションを見ることができる「Live Preview」機能や、マウスなしでも複雑なデザインができる「SmartArt」グラフィックスやテンプレートを備えている。

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