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HP、シンクライアント2機種を発表

» 2007年01月27日 08時15分 公開
[ITmedia]
HP Compaq t5135 Thin Client

 米Hewlett-Packard(HP)は1月26日、新しいシンクライアント端末2機種を発表した。併せて、同社のリモートクライアントソリューションの拡充も発表。ハードウェアに加え、パートナー企業との協力でソフトウェア対応も拡充し、より安全で信頼性の高い集中リモートコンピューティング環境を、より低コストで提供するという。

 米国で2月1日発売の「HP Compaq t5530 Thin Client」はエントリーレベルのシンクライアント端末で、価格は199ドルから。電源を入れるとサーバから自動的に設定を探し出す機能を備える。一方の「HP Compaq t5530 Thin Client」はWindows CEがベースとなっており、ブラウザやメディアプレーヤー、ターミナルエミュレータを搭載。価格は299ドルからで、3月1日に世界で発売する。

 リモートクライアントソリューションの拡充については、ハードウェア面では「HP Consolidated Client Infrastructure(CCI) blade PC」を欧州、カナダ、中国で提供開始。ソフトウェア面では、Microsoftのアプリケーションストリーミング技術「SoftGrid」や、Altirisのソフトウェア仮想ソリューション(SVS)がHP CCIで利用可能となった。

 さらに、HPは「HP Session Allocation Manager」を2月にアップデート予定。自分のデスクトップ環境に瞬時にアクセスできる「Hot Desking」機能がスマートカードを使って利用できるようになるほか、インタフェースのカスタマイズが可能となる。また、今年後半には「Blade Workstation Solution」もHP Session Allocation Managerをサポート。1つのツールでブレードとワークステーションの両方の管理が可能になるという。

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