Microsoft開発者が、「非公認」のWindows Vista Service Pack 1(SP1)について警告を発している。
同社のニック・ホワイト氏は4月3日、ソフトダウンロード・ディスカッションサイトのThe Hotfixが「Windows Vista SP1プレビュー」と称するものをリリースしたとWindows Vistaチームブログで報告した。
これはWindows Updateで既に提供されているプログラムや、MicrosoftのKB(Knowledge Base)のホットフィックスをまとめたもののようだと同氏は説明している。
同氏は、サービスパックにそれまでにリリースされたすべてのホットフィックスを盛り込むのが同社の標準ポリシーだが、サービスパックは単なるホットフィックスやセキュリティアップデートの集合ではないと指摘。The Hotfixが提供しているフィックスの集合体をSP1のプレビューと勘違いしないようにと注意を促している。
また同氏は、Windows Updateに掲載されていないホットフィックスは、KBに記された特定の症状が発生していない限りはインストールしないことが前提であるため、不要なホットフィックスをインストールすれば問題が起きるかもしれないとも指摘している。これらホットフィックスは特定の顧客のシナリオに対処することが目的で、たいていは完全なリグレッションテストをしていないからだ。これらはサービスパックに取り込まれる際に完全なリグレッションテストとβテストを行うという。
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