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Samsung、半導体価格低下の影響を受け増収減益

» 2007年04月14日 07時45分 公開
[ITmedia]

 韓国Samsung Electronicsが4月13日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、純利益は1兆6000億ウォン(約17億2000万ドル)で、前年同期に比べ15%の減益となった。売上高は同3%増の14兆3900億ウォンだった。

 第1四半期は季節要因に加え、DRAMやNANDなど「鍵となる製品での需要低迷や供給過多による価格低下など、多くの困難があった」という。この影響を受けた半導体事業では、売上高は前年同期比3%増の4兆4800億ウォン、営業利益は同52%減の5400億ウォンとなった。NANDフラッシュメモリの価格は同四半期中に50%近く下がったというが、Samsungでは「下期には需要の上昇と供給不足により、価格が上昇するだろう」とみている。

 携帯電話などのテレコミュニケーションネットワーク事業では、売上高は前年同期比ほぼ横ばいの4兆6000億ウォンだが、営業利益は同29%増の6000億ウォン。営業利益率は13%に上昇した。液晶ディスプレイ事業は、売上高は2兆8400億ウォンで同6%増、営業利益は32%減の700億ウォンだった。

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