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Adobe Acrobat 3D 8リリース

» 2007年05月30日 15時06分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは5月30日、「Adobe Acrobat 3Dバージョン8」を提供開始した。

 Acrobat 3Dは3D設計データをPDF文書に変換し、誰でも共有できるようにする。バージョン8では、ほとんどの3D CADファイルを100分の1程度のサイズのPDF文書に変換でき、500Mバイトを超える大きなデータにも対応する。3D CADデータを仕様書やスプレッドシートなどほかのプロジェクト情報と統合して、PDF文書にすることも可能だ。作成したPDF文書は同僚やサプライヤー、パートナーなどと共有でき、コメントを付けることなどができる。

 Acrobat 3Dバージョン8はAutodesk Inventor、Dassault Systemes CATIA、PTC Pro/ENGINEERなどの40種を超えるフォーマットからPDFへの変換をサポートし、PDFからCADデータをSTEP、IGESなどの中立的なフォーマットにエクスポートすることも可能。

 同製品は英語、フランス語、ドイツ語版が既に提供開始されており、日本語版は6月にリリースされる予定。推定小売価格は995ドル、Acrobat 3D登録ユーザーは295ドルでアップグレードできる。

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