米Microsoftは7月31日、同社の画像フォーマット「HD Photo」の標準化へ向け、Joint Photographic Expert Group(JPEG)が作業を開始したと発表した。JPEGは、新フォーマット「JPEG XR(仮)」の策定プロジェクトを提案。10月初めまでに行われる投票でプロジェクトが承認されれば、その後1年以内にHD Photoをベースとした新しい標準が策定・公開される見通し。
HD Photoは、高画質と画像圧縮効率の高さ、編集機能の柔軟さが特徴。必要とされる解像度や領域に限定したデコードや、圧縮データのままでの画像の操作などが可能。可逆圧縮と、高品質な非可逆圧縮の両方に対応する。Windows Vistaに採用されている。
Microsoftでは、「JPEG作業部会が、新しい標準としてHD Photoを検討していることをうれしく思う」とコメント。「このファイルフォーマットが次世代のニーズに沿うよう、JPEGや関連標準化団体と協力していく意向だ」としている。HD Photoの標準化が決まれば、必要な特許についてはロイヤリティフリーで提供する予定だという。
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