インドWiproは8月6日、米Infocrossingの買収で合意に達したと発表した。Wiproは、Infocrossingの株式を1株当たり18.7ドルの現金で買い取る。取引は、当局の承認などを経て第4四半期までに完了する見通し。
Infocrossingは、米国内5カ所にデータセンターを所有し、サーバ管理やメインフレームアウトソーシング、ネットワーク管理、セキュリティサービスなどを提供している。従業員は約900人で、今年3月末までの1年間の売上高は2億3200万ドル、純利益は930万ドルだった。
インドの業界団体NASSCOMによると、世界ITインフラ市場は1500億ドルの規模。そしてリモートインフラ管理サービスは、全世界で700億ドル規模のビジネスに成長しているという。Infocrossing買収によりWiproは、米国におけるプレゼンスを強化するとともに、成長分野であるリモートインフラ管理ビジネスを拡充し、「ITインフラ管理ソリューションにおける世界的リーダーの1社になる」としている。
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